Tuesday, June 17, 2014

ドイツ vs ポルトガル (2)

あーあ3点目入っちゃったよ.後半見ないで寝ようかな.しかしゼロトップと言っても,ミュラーくらい高さがあれば,従来のFWとしての機能も十分果たしているので,スペインでセスクあたりをゼロトップに置く状況とは違うと思うんだが.

ドイツ vs ポルトガル

既に2-0で,さらにペペがミュラーに頭突きで退場.頭突きといえばフランスW杯のアルゼンチンvsオランダで,オルテガがファンデルサールにかました一発だが...

Sunday, June 15, 2014

オーリエ

アーセナル入りが噂されてるだけあって,確かにいいサイドバックだ...

本田は偉い

が,コートジボワールのキーパーも少しチョロいのではないか.日本1ー0コートジボワール.

日本 vs コートジボワール

今野→森重,遠藤→長谷部,ワントップは大迫.つまりは前半は慎重に行って,飛び道具は後半にとっておくということか.つまりザックは意外に合理的&戦略的.

イングランド vs イタリア(4)

「プランどおりのプランデッリ」by 早川

イングランド vs イタリア(3)

とりあえずオサレ勝負はイタリアの圧勝だな.マルキージオは鉄板として,初めて見るがマッテオ・ダミアンもなかなかのイケメンのような気がする.

イングランド vs イタリア(2)

NHKはアナウンサーも画面表示も,イングランドのDaniel Sturridgeを「ストゥーリッジ」としているが,私の知る限り「スタリッジ」の方が近いと思うのだが.

イングランド vs イタリア

ある意味,オランダ(=イングランド)vs スペイン(=イタリア)に似た展開で,後者がポゼッションでは勝っているが,前者の方がチャンスを作っている.と思っていたら,マルキージオの見事な一発でイタリア先制.と思っていたら,今まで目立っていなかったルーニーの見事なクロスで同点.

ウルグアイ vs コスタリカ

ある意味,オランダvsスペインよりも番狂わせ.何が起きたんだ.

Saturday, June 14, 2014

オランダ vs スペイン

まさかこういう展開になるとは...ファンハールの策がはまり,加えて雨が...ということか? カシージャスのパフォーマンスはいくらなんでも酷いし,ピケも?という感じ.ディエゴ・コスタもPKの場面以外はあまり目立っていなかったし,最初からトーレスでも良かったのでは.あとオランダのブリントは,初めて見たけど良い選手ですね.

Friday, June 13, 2014

クロアチア

ニコ・コヴァチが監督...,だけどスルナはまだ居るのね.

ネイマール

最初のカードも,最初の得点もネイマール.しかし,シュートの精度はさすがとしか言いようがない.

チェルシー、セスクの獲得を正式発表…5年契約、背番号4

うーん,複雑.まあアーセナルの現状を考えれば,中盤は余っているからなあ.

ブラジルW杯

始まってしまった.案の定,ブラジルが攻めて,クロアチアがカウンター狙いの展開.そして,ああ,マルセロやっちまった...なんてわかり易い.

Sunday, May 25, 2014

CL決勝

まあ面白かったが,内容としては凡戦のような...。

アトレティコはディエゴ・コスタが早々に退場,レアルはシャビ・アロンソが出場停止で,CR7も怪我で明らかの本調子ではない.両方とも飛車・角なしで将棋をやっているようなもので,試合の質はいまいち.とは言え,ディマリアとセルヒオ・ラモス,それにモドリッチの3人は素晴らしかったと思う.

Wednesday, May 07, 2014

実務家に大学院レベルのマクロ経済学をどうやって教えるか?

出向で2年間お世話になった財務省の研修とは,良かれ悪しかれなかなか縁がきれなくて,今年度はなぜか「上級マクロ」,すなわち学部ないしは大学院の修士で経済学を専攻した連中を相手の講義を担当させられたので,その感想を備忘録的に:

研修の担当者も,研修を受ける側の受ける若手の方も理解しているが,このレベルでマクロ経済学の授業は,特に教える側としては恐ろしく難しい.

理由その1(=技術的な理由)米国の大学院では,1年目の必修のマクロの授業の少なくとも2割,場所によっては半分近くを,動学的最適化の技術的なテクニックの習得に割く.それよりは大分ちょろい一橋でも,大学院の上級マクロは週2回1学期分の授業を二人の教員で担当し,そのうち一人は半分以上を動学最適化に割くことになる.ところがMOFの時間の割当てで,真面目に動学的最適化を教えようとすると,どんなに刈り込んでいっても全体の半分をそれに割り当てることになる.これにOLGなんか加えたら財政金融政策の話をする時間なんか皆無.  その一方で最近,財務省で海外の経済のPh.D.に行く若手は一年で0人~2人。海外留学組のうち恐らく半数以上が英国(LSE, Oxford, Cambridge, UCL等)の一年で終わる修士課程で,残りが米国のPublic PolicyかBusiness School.この状況で動学的最適化のテクニックを,クソ真面目に教える意義はあまりないし,そもそもPh.D.に行くつもりの奴は初めからある程度理解している.
 そういう訳で,今回は「2期間の異時点化最適化問題とオイラー方程式の導出と解釈を厳密にやって,infinite horizonの動学的最適化はその延長線上で軽く触れるに留める」というやり方にした.まあ頼んできた担当者も,「動学的最適化とDSGEの線形近似のみ」の上級マクロは役所では全く役に立たないということがかってきたというか、そういう詰め込み方をしても、結局受講者が全然理解できていないということが過去の経験の蓄積から分かってきたようだ。で,私のようなやり方をする人間の方が良いと判断して,上級マクロを振ってきたのだと理解している.

経済学部出身のキャリアに「マクロ経済学」を教えるのが難しい理由その2:
リーマン・ショック以降,私の専門のファイナンスもゴタゴタしてはいるが,マクロ経済学はそれとは較べものにならないほど混乱している.「グレート・モデレーションだから,ニューケインジアンのDSGEで金融政策をMatlabでちょちょっとやればグー」みたいなパラダイムは崩壊していて,じゃあ何をやればいいのと言われても,あんまし明確なコンセンサスは出てきていない.リーマンの前にPh.D.を取ったミクロ専門家とかが,訳知り顔で「米国のマクロはDSGE」なんて言うのは,ミスリーディングもいいところで本当に迷惑.
 最後の時間に受講者に「ではDSGEでなければ,どういうマクロを勉強するば良いのか」と聞かれたが,正直上手い答えは見つからなかったので、こういう回答をした:「行列を使った議論の展開を厳密に理解しなくても、計量経済学で何が問題になっているかは理解できるはずなので、DSGEに対してもそういうアプローチで良いのではないか.あとはRogoffやCaballeroのDSGEの問題点に対するコメントを読んでください.Rogoffの方がまだしもDSGEに好意的ですが,しかし二人の論点は共通しています」:

"A fair criticism is that because academic researchers place great emphasis on internal consistency, there is tendency to give far less rigorous attention to external consistency. (Rogoff)",
"current core—by which I mainly mean the so-called dynamic stochastic general equilibrium approach—has become so mesmerized with its own internal logic that it has begun to confuse the precision it has achieved about its own world with the precision that it has about the real one. (Caballero)"

http://scholar.harvard.edu/rogoff/publications/three-challenges-facing-modern-macroeconomics
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=1683617

Monday, April 28, 2014

STAP細胞問題

もう,どこから手をつけて良いのやらという感じで報道が過熱化しているが,個人的には日本の報道機関の科学報道に関する基礎体力のなさに今更ながらあきれているのが,一番の感想である.

小保方氏がまともだとは到底思えないが,世界を見渡せばSchön scandalとかヒト胚性幹細胞捏造事件とか,もっとひどい例は過去に幾らでもあった.ちゃんとした科学記者であれば,そういう過去の記録を一般の人々に重要な情報としてしっかり伝えるべきなのに,それを敢えてしないのか,そもそも能力がないのか...。まあ,経済(学)の報道関係者も,そういうのが大半ですが.結局最後は全部,池上彰さんにお願いしますなんていう状況になってしまっていて,少しはマズイとか悔しいとか感じないんだろうか.

GPIF問題

先週の日経の経済教室に載った,伊藤隆敏氏のGPIFに関する提言がかなり過激だったので,私のところにも「お前の師匠は何を考えているのだ」というお門違いのメールや書き込みがあった。伊藤さんの主張についてより詳しいのは,下記のBloombergの記事だが,私自身としてはこれを読んでもいま一つ良く分からなかったというのが正直な感想である。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N45Y1D6JTSF001.html

JGBを減らして株式保有を増やせというポートフォリオ配分の議論については,まあ方向性は理解できる.しかし,具体的な数字としてあげている配分水準の理由づけの前提となる情報・議論が,単純な海外との比較以外は何も示されていないので,これだけで賛成しろと言われても,ハイそうですかという訳には行かない.とは言え,フェルトシュタインも米国の年金を株式で運用した際の期待収益率については,恐ろしく楽観的な発言を長年に渡って繰り返しているので,世界的なレベルで言えば特に過激といえるほどの発言ではないだろう.

一方,GPIFのガバナンス改革についても,伊藤氏が何が最も本質的な問題だと考えているか,具体的にどこをどう改革すればよいと思っているかが,多分御本人がそう思い込んでいるほどには,他の人間・読者には伝わっていないし分かり易くない.とは言え,伊藤案(?)を批判する人達の議論も驚くほどナイーブなので,まったく説得力がない(例えば小幡氏のこれとか).

Tuesday, February 04, 2014

「STAP細胞」を巡る,「一部」の報道への違和感

「リケジョ」についてはわかりませんが,ここら辺の報道の仕方について
* リケジョ、小保方さんに続け ピンクの研究着に夢こめて
* キスでお目覚め「お姫様細胞」 小保方さん、幻の命名案
アカデミックな研究者という同業者としての違和感を書きます。

名前は忘れたが古株のサッカー・ジャーナリストが,日本代表の記者会見で「稲本くん」と呼びかけた若手記者に対し,「ちゃんと『稲本選手』と呼べ」と注意したという話を読んだことがあります。無暗に選手との仲の良さを強調したがる,あの『やっべちFC』の司会者でさえ,番組の中の最初の呼びかけでは,男女とも「香川選手」「川澄選手」と声をかけるのが普通です。
 ここでの報道の対象は、早稲田大学で博士号を取得していて,理研という国内の大半の大学を凌ぐ研究実績・研究環境を誇る研究所に属している研究者です。若かろうが女性だろうが,iPS細胞の山中教授と同じく立派なその道のプロです。したがって彼女の研究・仕事について報道するにあたり,「ユニットリーダー」という職名が長過ぎるのなら,小保方「博士」か「研究員」であって,やはり小保方「さん」はないでしょう。アカデミックな研究という世界での常識をある程度分かっている人間なら,やはりそこに,ある種の先入観・目論見が潜んでいると感じない方がおかしい。呼び方という,一番基本的なところで大きな違和感があるので,結局,その他の報道全体に違和感を感じざるを得なくなってしまいます。

また,この件に関する日経の報道は一貫して極めて穏当なものであるので,日本の報道機関全体の問題だとも思いません。日本の大手新聞の一部に,この種のことに極めてニブイ,残念な方たちがいるというのが実際のところだと思います。

PS. なお2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんは,東北大の学部卒で,その後,母校から名誉博士号を授与されたが,ノーベル賞受賞時も現在もあくまで普通の民間企業の会社員。だから「さん」か「氏」で良いし,そうとしか呼びようがない。

Monday, February 03, 2014

内閣府職員が変死、ゴムボートで漂流 韓国で消息絶つ

ネットでは妄想に近い憶測が飛び交っていますが、一応、短期間とはいえ霞ヶ関に身を置いた人間の感覚で言うと:

* 内閣府の経済社会総合研究所に所属の経済職
* ミネソタ大の(恐らく)経済のPh.D.に留学中だった
* 以下の菅長官の説明によると、自分から役所に申請して、許可を得て韓国の会議or学会に出席(=役所の指示で行った訳ではない)
http://www.asahi.com/articles/ASG233SB5G23UTFK001.html

ということだと、外交とか諜報活動とかいった話とはまったく無縁の立場だっとしか考えられない。つまり、1%くらいはとんでもない国際的謀略に巻き込まれた可能性がなくは無いですが、普通に考えれば、私事でトラブルに巻き込まれた、もしくはトラブルを引き起こしたと推測せざるを得ないのではないかと。

Thursday, January 30, 2014

経済セミナー2月・3月号

昨年12月、久保田先生(中央)・筒井先生(阪大)・大垣先生(慶應)のご協力を得て開催した、日本ファイナンス学会の特別研究観望会「2013年ノーベル経済学賞 ファーマ、ハンセン、シラー教授の資産価値の実証分析への貢献」の模様を掲載した『経済セミナー』の2・3月号が出版されました。
http://www.nippyo.co.jp/magazine/maga_keisemi.html

なお当日配布したが、紙幅の関係で『経セミ』では大幅にカットせざるを得なかった私の解説論文のフルバージョンも、ディスカッション・ペーパーとして発行しました。勉強熱心な学生さんは、こちらもぜひ。
http://www.ier.hit-u.ac.jp/Japanese/publication/DP2010-2014.html#1

Thursday, January 09, 2014

Favorite Music CDs in 2013

- Charles Lloyd / Jason Moran, Hagar's Song, ECM.
- Geri Allen, Grand River Crossings: Motown & Motor City Inspirations, Motéma Music.
- Dave Holland, Prism, Dare2 Records.
- Boz Scaggs, Memphis, Savoy Jazz.
- Janelle Monáe, The Electric Lady, Bad Boy.

Saturday, December 28, 2013

『政治の代償』

昨日で大学の行政の仕事は一段落したので、年賀状を書きつつ、しばらく前に買ってあったボブ・ウッドワードの「政治の代償 The Price of Politics」を1/3くらい読む。内容としては、いわゆる「財政の壁」問題を巡るオバマ大統領と野党共和党の間の、うんざりするような抗争(?)のドキュメンタリーである。まあ、おおよそのことは想像がついていたのだが、やはりオバマはそういう人で、オバマ政権というのはそういう根本的な問題を抱えていたのね、というのがよく分かる。清廉潔白で賢く、理想は高いが、頑固で人の言うことを聞かない人(オバマ)と、女たらしだが、同時に人たらしで政治的交渉・韜晦に長けた人(クリントン)、どちらが政治的リーダーとして有能かと言うと、経済問題が最大の政治問題であるような状況ではやはり後者だろう。(無論、オバマが黒人として初めて大統領になったことの歴史的意義は極めて大きいと思うが。)

なお、もう少し分析的な視点から、民主党vs共和党の政治経済学と米国政治の機能不全の問題について知りたいという方は、It's Even Worse Than It Look by Thomas E. Mann and Norman J. Ornsteinという本が優れています。

Wednesday, November 27, 2013

ファイナンス・経済学関係者向けのお知らせ

日本ファイナンス学会の研究観望会では、「ノーベル経済学賞2013年:ファーマ、ハンセン、シラー教授の資産価格の実証分析への貢献」と題した講演会を、来週12月3日(火)の夕方に一橋講堂で開催します。祝迫が露払いとして全体解説を行い、パネリストとして、それぞれ3人の受賞者と関係の深い、大垣昌夫慶應大学教授、久保田敬一中央大学教授、筒井義郎大阪大学教授を迎えます。

学会員以外の方も以下のWebから申し込めます(無料です)ので、みなさまはもちろん、興味のありそうな学生等を御存知でしたら知らせてあげてください:
http://www.nfa-net.jp/seminar_info.html?sid=26

締切は11月29日金です。

Wednesday, October 16, 2013

2013年ノーベル経済学賞: Fama, Hansen, Shiller

NYの証券会社にいるHarvard時代の同級生から、What do you think of the Nobel Prize in economics this year?というメールがあったので、それへの答え:

1. 三人ともノーベル賞に値すると思う。

2. しかしながら今回の賞の与え方は、大陸ヨーロッパの連中の、経済学とファイナンス業界における米国支配に対する、深遠な陰謀(?)という気がしなくもない。ノーベル賞委員会は、どこかの時点でFamaとHansenにあげなければならないとは思っていたのだろうが、同時に彼らが新古典派ファイナンスとハイテク数量ファイナンスが嫌いなことは容易に想像できる。(彼らは過去にもPrescottをKydlandと共同受賞にし、しかも受賞理由ではrules vs discretionの研究に焦点をあてることで、かなり意図的にRBCを軽視するように仕向けたと思う)。
 Shillerは確かに尊敬するけれど、他の2人の功績がShiller以下ということは決してない。しかしこの3人を並べてしまえば、一番分かりやすいのはShillerなので、メディアのスポットライトは彼に集中するだろう。それによって、一般の人々がFamaとHansenの業績の重要性を軽視する/理解する機会を逸するようなことになれば、非常に嘆かわしいことだ。しかし実際、日本での報道のされ方はそうなりつつある気がする。

もし私が勝手に選ぶことができたのであれば、Short listは以下のようになる:

1. Gene Fama and Steve Ross (perhaps add Mike Jensen) for their contributions in neoclassical finance.

2/3. Lars Hansen for his contributions to econometric methodology and financial econometrics.

2/3. Doug Diamond for his contributions in economics of banking.

4/5. Bob Shiller and Richard Thaler for their contributions in behavioral economics and behavioral finance.

4/5. Sanford Grossman and Pete Kyle for their contributions in analyses of financial markets with asymmetric information and market microstructure.

* もし一つの業績に対して与えられるという、自然科学の賞の与え方を踏襲するなら、Harrison and Krepsも含めるべきだろう。
* Duffie, Campbell, Shleiferといった人々は、あと10年・15年待っても良いだろう。

Wednesday, September 25, 2013

キングオブコント2013

個人的には天竺鼠が一番面白かったが,まあ優勝はかもめんたるでも構わないかな。いずれにせよ,去年のバイきんぐの方が圧倒的に良かったが。逆に,鬼々島がなぜ高得点だったのかは解せない。

Sunday, August 18, 2013

Things about Jazz

1. 山中千尋「ジャズのある風景」
かなり面白かった。ただ、ある程度聞き込んでいて、JAZZの歴史や様々なアーティスト(Paul Belyが誰で、ミュージック・コンクレートが何かとか)、またNYの街を知っている人でないと、面白さは半分くらいしか伝わらないかも知れない。

2. 週末、妻と一緒にBNへTerence Blanchardのライブを聴きに行く。CDは持っているがライブは初めてで、もの凄く好きなミュージシャンという訳ではなかったので、そこまで期待していた訳ではなかったのだが、始まってみたら恐ろしく良かった。やはりJAZZは、ライブを聴かないと本当の良さが分からない部分がどうしてもある。とにかくバンドメンバー全員がテクニックに秀でていて、なおかつそれぞれのキャラクターも際立っている(例外はベーシストで、21歳でジュリアードを卒業したてというのだから仕方ないが、それでも技術は恐ろしく確か)。あとで気づいたが、ピアノは今年の2月のNY出張の際にVillage Vanguardでトリオの演奏を聴いていて、それも結構良かった記憶がある。バンドのCDはこちら

Friday, August 02, 2013

Transfer Talk

ヴェンゲルが決まりかけていたイグアインを見送ってまで、スアレスに固執するのは意外だった。コンフェデで良かったし、バイエルンで余ってみたいだから、ルイス・グスタポを取ったらどうか?ところでドルトムントのフンメルスがバルサに行く話はどうなったの?

東アジアカップ:備忘録

とりあえずトップチームで使えそうなのは、柿谷◎、山口蛍○、豊田○、栗原○。あと川島が最近あまり(結構?)良くないので、キーパーは結構期待していたんだが、あまり強い印象を残した選手はいなかった。もう楢崎に帰ってきてもらったら?

Monday, July 22, 2013

The last music I downloaded

日米歌姫競演

Janelle Monáe - Tightrope (feat. Big Boi)
ウェリントンへの出張の帰りのNZ航空の機内でmusic videoを見てから、はまってしまった。

きゃりーぱみゅぱみゅ - にんじゃりばんばん & インベーダーインベーダー
こちらはもう定番か?

でもどちらも、アルバム全部downloadするところまではいかないんだよな...。

東アジア杯 日本 vs 中国

選挙速報は見る気も起きなかったので全部見てしまったが、うーんなんだか本当にドタバタした試合だった。まあ3-4日前に全員が集まった急造チームじゃしょうがないが、とにかく守備はもう少しどうにかならなかったのか。まあ気候も審判も、日本に味方しなかったことは確かでしょうが。

柿谷・工藤・高萩・金髪の方のボランチ(山口?)は、A代表レギュラー組の中でもう一回見てみたい。とはいえ、前の方は今のA代表のレギュラーの中に割り込むのはしんどいでしょうが...。

守備陣は...別に吉田麻也・今野をそんなにむちゃくちゃ高く買っている訳ではないんだが、昨日の槙野・栗原じゃどうにもならんよな。

Monday, June 24, 2013

Will there be a crisis in JGB market?

I was preparing a graph of recent long-term interest rate movements for my conference presentation in NZ. So I picked up the episodes of the sharp increase in the long-term interest rates in recent years. The following numbers and the picture of long-term Japanese government bond (JGB) rates are based on the Nikkei JGB index for seven to eleven year maturities:

- 0.550% in six days from Nov to Dec 1998
- 0.234% in seven days in June 2003 (so called “VAR shock”)
- 0.685% in 8 days in August 2003
- 0.388% for 14 days in April 2008

The interest rate surge in last month, May 2013, was 0.290% in six days or 0.353% in 10 days. Therefore, it was not particularly large as a rise in one week. The rise in April 2008 was even larger for the change over two week period. Given the fact that the long-term JGB rate had gone down for nearly 0.3% in the first three months of 2013, there is no surprising at all to see the increase of this magnitude in the long-term JGB yield.

Fussing about a potential crisis in JGB market in current market environment is ridiculous, but that is exactly some media and pseudo economists on web are doing right now. Japanese government and the Bank of Japan also reacted too seriously to all those nonsense by making rather pathetic comments such that “we are committed to keep the interest rate low and stable.” They should have instead said “We don’t worry. Within the expected range.” Things has becomes unnecessarily complicated because authorities reacted unnecessarily nervously.

Tuesday, June 18, 2013

ドバイ妻?

テレビを見ていたら、倉沢淳美(わらべ)が結婚してドバイ在住? どこぞの御曹司と結婚して名古屋に住んでいるのではなかったのか? 離婚したのか?と思ってよく考えたら、それは斉藤満喜子(うしろ髪ひかれ隊)だった。そういう私は、当時は生稲晃子派。

Austerity

Austerity.最近、経済関係の英語の文献(学術雑誌ではない)でよく見るようになった単語である。直訳すれば「厳格」「簡素」「緊縮経済」となるが、ニュアンス的には「厳格主義」「清貧主義」「我慢主義」とでもいったところだろうか。英国のCameron首相あたりがよく使っていて、思想的なバックボーンとしては経済学者で言えばHayekあたりだろう。 Milton Friedmanのような楽天的な自由主義とは若干異なっている。

Sunday, June 16, 2013

コンフェデ ブラジル戦(続きの続き)

しかしみなさん、今回の敗戦に関しては辛口ですね。試合は見てないけど、今回のブラジルは直前にフランスを同じ3ー0のスコアで破っている訳で、W杯まであと一年、問題点をいま炙り出せたという意味では、得るものは大きかったのではないでしょうか? だいたい相手がブラジル・イタリア・メキシコなんて、W杯でもあまり可能性のない厳しい予選グループで、客観的には1分2敗というのが妥当な予想ではないかと。

コンフェデ ブラジル戦(続き)

日本チームは今回、移動してすぐだったので、やはり数名はコンディション的に厳しかったような気がする(遠藤、長友、途中から本田も)。1点目はネイマールを褒めるしかないし、3点目は前掛かりで行っていた試合最後のカウンターだったので、まあ責めるのは酷かもしれない。だが2点目は川島がセーブできたのでは? まあザック自身が、コンフェデのあとは仕切り直しだと行っているので、しばらく様子を見ましょう。

コンフェデ ブラジル戦

不調だったはずなのに、いきなりネイマール。まあこれは相手を褒めるしかないかと...。

Monday, June 10, 2013

ルーニーが2度目の植毛 9時間の“大手術”と英紙

なぜそこまでの選手が、そこまで毛髪に拘るのか? というか、マンU出るのか出ないのか決める方が重要だろうが. まあ、結局残るんだと思いますが...

Wednesday, June 05, 2013

W杯最終予選オーストラリア戦

もう少し早く点をとって決めてしまえば楽だったのにと思う半面、相手が相手なので、負けずにW杯行きが決まっただけでも良しとすべきなのかもしれない.栗原を入れて長友を前に上げた交代は、監督の意図は良く分かるし、選手もちゃんと分かっているのだろうがのだが、あれをやるとだいたい日本代表は下手をこくと相場が決まっている.とは言え、セオリーとしてはザックの采配は間違っていないので、あそこで上手く・素早く調整しきれないというのは、現在の日本代表の成熟がまだ足りないということかもしれない。

それと幾らなんでもメンバーが固定し過ぎのきらいはあるので、特にFW前田・MF遠藤のところで、二人の地位を脅かすような存在が出てきて欲しい.

ところで解説を何となく聞いていると、松木とゴンちゃんの区別がつかん.まあちゃんと聞くと、まともなことを言っているのはゴンの方なのだが.

Sunday, June 02, 2013

債券価格と金利

実務家・研究者にとってはあたりまえのことだが、国債の価格と金利は常に逆方向に動く.しかし金融に興味のない一般の人達や、経済学部でも学部の1・2年生にとってはこのことは自明とは言えないので、注意深く説明する必要がある.以下のハフィントン・ポストの記事はそれを丁寧にやろうとして、結果として逆に話をややこしくしてしまっている:

アベノミクスの副作用で住宅ローン金利が上昇?日銀の質的・量的緩和が原因か
"これらの政策により、日銀が国債を買い入れる→市中に出回る国債の量が減る→国債の価格が上がる→国債の利率は変わらないので国債利回りが悪くなる→金利が下がるというふうになるだろうということが予想されていた。"
"日銀の思惑とは逆に、国債を売る→国債が出まわるため国債の価格が下がる→国債の利率は変わらないので国債利回りが上がる→そのため、金利も上がるという動きになった。"

まず割引債(ゼロクーポン債)を想定して議論をすればいいので、「国債の利率は変わらないので...」というくだりは説明を不必要にややこしくしているだけである.加えて、もしあえてこの文章を入れるなら、まず「利率」と「利回り」の違いを説明しておかなければならない.また日銀が「国債価格を上げるため=金利を下げるため」に、国債の買い入れを行っているのは自明のことである。したがって本当に説明しなければならないのは、(1)定義から債券価格と金利(利回り)が常に逆に動くことと、(2)あえて言えば、金融資産に対する需給の関係から「日銀が国債買い入れを増やすと同じ値段なら民間部門への供給が不足するので、国債価格は上昇せざるを得ない」という点であろう.それ以外の部分は特に問題のない記事だったのだが、上記の解説部分だけが妙に引っかかったので、少しコメントしてみました。

Tuesday, May 28, 2013

中央線での移動

昨日はTiroleの名誉博士号授与式典と記念講演会の後、研究会で夕方から発表するために都心に向かう。念のために1時間以上余裕を見て電車に乗ったのだが、御茶ノ水に着いたところで、四ツ谷駅で後続の電車で人身事故が起きたとのアナウンスが入り、結局、最後は神田まで行って山手線に乗り換えて、最終目的地の有楽町に着いた。まあそれでも研究会開始まで小一時間、十分に時間的余裕はあったのだが、中央線での移動はいつどこでスタックするのか分からないのでまったく困りものである。
幸い今回は、小学生が携帯電話を見ながら歩いていて線路に落ちたが大きな怪我もなかったとニュースで言っていたので、まあ後味が良くないということが無くてよかったけれど。

Thursday, May 09, 2013

マンU ファーガソン退任、後任はモイーズ?

1.モイーズ? ルーニーとの関係は?

2.71歳で引退は、激務であることを考えればまあ妥当だろう。それを考えると、どこぞの国の中銀の総裁と副総裁が、68歳と70歳で就任というのはやっぱりなんだかねえ...。

Saturday, April 20, 2013

Boston Marathon bombings

爆発があったCopley Squareは、Harvrad時代に何度も行ったことある場所だし,その後はAndrew Loの授業をとりに通ったMITで警官が射殺.最後はレッドライン沿いに郊外に向かったWatertownで(まあ地下鉄で逃げた訳ではないでしょうが)銃撃戦で犯人の一人が射殺され,ついさっきもう一人の弟の方も逮捕された模様(重傷).なんか知った場所が次から次へと出てきてびっくりしまくりだったが,最後に警察がtwitterで犯人逮捕をつぶやいたのにも驚いた.

Saturday, April 06, 2013

Obituary: Roger Ebert

From Roger Ebert's Journal
留学中に"Siskel & Ebert"を毎週見てました。彼の個々の映画に対する評価に100%賛成・納得するものではないですが,彼を通じて実にいろんな映画を知ったという意味では,非常に大きな影響を受けた人でした。私の書評のスタイルにも,気づかないところで彼の映画評の影響があるのかもしれません。

Thursday, April 04, 2013

The Next Day

確かに良くできたアルバムなのだが,Scary Monstersやベスト盤ChangesBowieでのDavid Bowieに長い間慣れ親しんできた,心酔してきた人間にとっては,"the greatest comeback album in rock'n'roll history"とか言われると,それはちょっと大袈裟ではないかと。

年代的には,リアルタイムでDavid Bowieに接したのはLet's Danceが最初なのだが,いま振り返ってみるとこのアルバムはシングルの三曲(Let's Dance; China Girl; Modern Love)だけが異様にクオリティが高くて,あとの曲はどうでも良い。というか,どんな曲だったか思いだすことすらできない。その後に続くアルバム二枚は発売直後に買って,どちらにも痛く失望させられたので,結局その後の新譜は一切買わなくなり,70年代のアルバムを一生懸命聞くようになった。Tin Machineもピンと来なかったし。レビューでは,1990年代中盤以降のアルバムはそこそこ評価が高いようなのだが...。

The Next DayはLet's Dance以後ではベストの出来だと思うが,ここまで評価が高いのは,本人の健康問題等によるDavid Bowie的なものの長き不在が,結局いちばん大きく影響しているように思う。まあ自分で選んだ道とは言え,彼のようにスタイルを変化させ続けることをアーティスティックな存在意義の重要な部分としてきた人にとって,年齢を重ねても創造性が衰えていないように聴衆に感じさせるのは困難なことであるのは間違いない。一方,ある時期まではBowieと同じように変化し続けていたが,80年代中盤以降は自分のスタイルを変えなくなり,マンネリを通り越して,いまや一つの伝統芸を確立した感のあるBryan Ferryの方が,アーティストの生き方としては楽かねえ。と言いつつ,自分が新譜を待ちわびるのは実はBryan Ferryの方なのだが。

忘れ物

読んでいたマンガを電車に忘れそうになって,慌てて戻り,目的地で降り損ねた。よりによって読んでいたのが「アザゼルさん」で,しかも名前入りの歯医者の領収書が挟まっていたので危ないところであった。
(という話をブログでで書いて良いのか?)

Friday, March 22, 2013

米国国務長官

少し前の話になるが,私が大学院生時代にマサチューセッツの上院議員だったJohn Kellyが,ヒラリーの後の国務長官になった。どうもAlbright以降の米国の外交トップは,エレガントないかにも外交官ぽい人はならなくなってしまった。政治の問題としてはそれが悪いという訳ではまったくないのだが,Warren ChristopherなんてまさにWell Dressed Manという感じだったので,いかにも米国政治家という感じの垢抜けないKellyだとなんとなく違和感が...。

卒業式の式辞

大学の役職の都合で久々に出たけれど,まあこんなものかなあ.日本の大学文化では,学長の式辞を面白くしろというのが無理か.ちなみにHarvardの今年の卒業式のスピーカーは,Oprah Winfreyだそうです。私が卒業した時はMadeleine Albright.

Argo

観覧車とジェットコースターの面白さを比べるようなもので,ある意味比較しようもないのだが,二年前のアカデミー受賞作の「英国王のスピーチ」に負けず劣らず面白い映画だった。もうDVDが出たようだけど,まだ若干上映中の映画館はあるので,見てない方はBig Screenでぜひ。

Tuesday, March 12, 2013

「国債暴落」?

シンクタンクの活動報告書として、財政危機と日本国債の今後に関する長期的な見通しについてシナリオ分析を行ったものが本の一部として出版されました。

Sunday, February 24, 2013

『リフレはヤバい』

ある御大から、中年のおじさんの用語法では「リフレはよろしくない」であり、今どきのギャルなら「リフレは素晴らしい」になるが、この著者はどっちの意味で用いているのだ?というコメントがあった。

本の中身はさておき、国語的考察だけからでも、後者はほぼ有りえない。若者の用法で賛意を示しているなら、「リフレがヤバい」もしくは「リフレやばい」になるはずである。若者言葉の「×××がヤバい」というのは、反語ではなく大胆な省略であり、元の文章は「×××(に夢中で私)がヤバい(状態)」ということになる。なので、×××は自分が夢中になっている流行や恋愛・崇拝の対象であり、例えば現在の私の状況を言うなら「Angry Birdがヤバイ」ということになる。

本の中身? いや、まだ読んでないので...。

Thursday, January 24, 2013

減額前に駆け込み退職 埼玉の教員100人超

「埼玉県が2月から職員の退職手当を引き下げるのを前に、3月末で定年退職を迎える教員100人以上が1月末での退職を申し出ている」

エコノミストの立場から言えば,こんな事態を引き起こした責任は99%県側にあります。誰かこの知事に「インセンティブ」という言葉の解説をしてあげてください。

Monday, January 21, 2013

New Buys of Old CDs

最近は本当にCDが安くなったので,昨年はいろんなアーティストの古いCDを買ってました。特に素晴らしかったのは:

- David Sylvian, Classic Albums (Brilliant Trees + Secret of the Beehive), EMI.
- 持っていなかった1970年代のSteely DanのAlbum, Can't Buy a Thrill + Katy Lied + Countdown to Ecstacy + Royal Scam, MCA.
- The The, Mind Bomb + Dusk, Sbme Special Mkts.

Favorite Music CDs in 2012

- Jack White, Blunderbuss, Third Man Records
- Brad Mehldau Trio, Ode, Nonesuch
- Robert Glasper, In My Element, Blue Note Records
- Faure: Requiem and Franck: Symphony in D Minor, Philippe Herreweghe + Collegium Vocale + Orchestre des Champs Elysees, Harmonia Mundi Fr.
- 森高千里, The Singles, ワーナーミュージック・ジャパン

次点
- Joni Mitchell, Studio Albums 1968-79, Warner.
- Brad Mehldau Trio, Art of the Trio Recordings: 1996-20, Nonesuch.

Sunday, January 20, 2013

トランスフォーマー(映画)

テレビでやっているけど,いきなり初っ端からオスプレイが出てきている。映画が2007年,オスプレイの配備が2005年だから,まあおかしくはない。つまりオスプレイが本格的に飛行を始めてから,既に7〜8年経っていることになる。いま話題沸騰中(?)のB787は2011年飛行開始。軍用機と旅客機の違いはあるにせよ,これだけ長期間の利用実績がある現在のオスプレイが,そんなにリスクが高い機体かどうか微妙なところである。

事実は小説よりなんとか

年末から新年にかけて,一気に『冷血』を読んだ。久し振りにの高村薫を,まともに読み切ってそれなりの満足感はあったのだが,その前に読んだ『毒婦』のまがまがしさの方が勝ってしまっていて,なんか高村薫が気の毒になってしまった。彼女が素晴らしい小説家であることは間違いないのだが,罪を犯した人間の心の彷徨が常に主題である作家だけに,木嶋佳苗といい,六本木の人違い暴行殺人といい,現実の方でヌエみたいな訳のわからない犯罪者がこれだけ増えてしまうと,小説の中の犯罪者たちがまったくの真人間に見えてくる。

RIETI新春特別コラム2013 (New Year Essay for RIETI's web page)

「対岸の火事」ではなくて「人の振り見て我が振り直せ」

English version: Learn from the Mistakes of Others Instead of Sitting on the Sidelines and Considering them as Someone Else's Problem

Monday, December 17, 2012

Skyfall

2時間20分あってまったく飽きさせないのだから,サム・メンデス監督の手腕はたいしたものだと思う.今作品の事実上のボンド・ガールである,M役のジュディ・デンチが素晴らしいのは以前からで,評判通りハビエル・バルデム,レイフ・ファインズの助演陣も素晴らしい.文句があるとすれば,デンチ以外のボンド・ガールがいずれも雑魚キャラなので,そういう意味では映画全体として色気があるようなないような.

ダニエル・クレイグの007映画としては,昔ながらの007を求めるならCasino Royaleが,現代のスパイ・アクションとしてはSkyfallが優れている.

ボンド・ガールとしては,Casino RoyalのEva Greenが他の女優を圧倒.

個人的にダニエル・クレイグになってからの唯一の難点は,ボンドのスーツ・スタイルが映画ごとにまったく一貫してないことで,ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンの時代に比べると,一作ごとにコロコロ変わり過ぎだと思う.個人的にはQuantum of Solaceのスーツ・スタイルが一番好きで,今回のSkyfallはワンサイズ小さいスーツを着ているかのようにぴったりし過ぎで,いささか違和感がある.

Monday, December 10, 2012

Another book

マクロプルーデンスに関する章を書いた本が出ました。時間が足りなくて,個人的には詰め切れてない部分が多いのですが,このトピック自体,時間とともに議論の焦点が変わる話なので...。今年は,これが最後の出版物になります。この一年,結構な数の論文を出版したのですが,溜まってた仕事が昨年から今年の前半にかけて一気に片付いたという側面が強く,逆に4月以降,大学の行政の仕事でかなり時間を取られているので,研究の方はあんまり時間がとれていません。何年か後に,この反動が来なきゃいいんだけど。

Monday, November 19, 2012

中東情勢

イラン問題はまだ動きがないが,イスラエルvsパレスチナの戦闘は激しさを増している.以前にも書いたように,イスラエル政府がロムニーの勝利を望んでいたことは間違いないが,オバマになったから彼らが諦めるという話ではないので,今後しばらく中東の状況がきな臭い方向に進んでいくのは避けられないだろう.

そういう状況下で,日本の選挙はみんな原発全廃が公約で本当にいいのか? まあそれとは別問題として,本当に危ない地質学的に立地に問題がある原発・1980年代以前の古い原発は,四の五の言わずにさっさと止めれば良いんだけど.

Tuesday, November 06, 2012

Obama vs Romney: an implication for Japan

まあこれでも,いちおうアメリカ経済の専門家ということになっているので:

報道では過激に聞こえるかもしれないが,ロムニーの経済政策にさほど大きな懸念は抱いていない.いま何を言っていても,実際に大統領になってしまえば,そこまで極端なことはできない.彼のアドバイザーになるのはHubbardやMankiwであって,Prescottではない.

一方,この大統領選挙の中期的に見た重要なインプリケーションの一つは,米国の中東政策の今後の有り方であり,直接的にはイランの原発・核兵器開発問題とそれに対するイスラエルの反応である.オバマ大統領=クリントン国務長官という組み合わせは,反ユダヤ的だとはまったく思わないが,少なくともイスラエルのタカ派に対しては最も抑止的(?)な組み合わせだったことは間違いない。これがロムニーになると,中東でドンパチが始まる可能性は途端に高くなる。たとえオバマが再選されたとしても,恐らくヒラリーと財務長官のガイトナー(こちらは9割9分確実)はほぼ間違いなく交代するので,国務長官の後釜が誰になるにせよイスラエルのタカ派に対する抑止力はオバマの1期目より減退するだろう。

だとすれば,長期的な脱原発路線は避けられないにせよ,我が国が短期的に急激に化石燃料への依存を強めるのは危険だと思うのだが...。

Friday, October 19, 2012

Harvard or not?

Alvin Rothが,Loyd Shapleyとともにノーベル賞を受賞し,実にArrow,Leontief以来の,Harvardの現役教授陣の受賞となった.ただし,彼はStanfordに移ることが決まっており,今年の年末ではHarvardが正式な所属でStanfordは客員,その後はStanfordが正式な所属になるようである.という訳で,技術的には授賞時点での彼の所属がHarvardであることには間違いがない.まあ多少複雑な気分にはさせられるが,受賞の瞬間はPrincetonだったが今年の初めにLittauer戻ってきたEricのような逆(?)の例もあるので,まあ都合よく受け取っておくことにしよう.

Wednesday, September 26, 2012

自民総裁選:安倍晋三元首相が新総裁に

まあ何というか,どう考えても(嫌いな表現だが)「永田町の論理」の帰結であって,「国民目線」の結果ではないだろう.

自民党総裁選:石破氏1位=安倍氏と決選投票

さすがに石原氏の評判の悪さは,週刊誌の報道の中だけではなかったということか.決選投票に残った二人のうちでは石破氏だと思うが,どちらになるせよ,谷垣氏を無理やり降ろしてまで選挙の顔を選び直す価値があったのだろうか?石破氏個人にとっては,今回の総裁選はプラスだろうが,自民党全体としては,結局,自分で自分の足を撃ってしまうことになった感は否めない.

Monday, September 24, 2012

マン・シティ vs アーセナル

強豪同士のゲームと言えなくもないが,現在のプレミア内のヒエラルキーではマンCの方が上.しかも相手のホームなので,1―1の引き分けはアーセナルにとってはまったく悪くない試合結果.得点は両チームともコーナーキックから.マンCの得点は,あそこまで飛び出しておいてGKがまったく触れなかったのだから,半分はGKマンノーネのミスだろう.でもその後,得点になっていてもおかしくなかったファイン・セーブが幾つかあるので,まあ帳消しか.アーセナルの得点についてはコシールニーの反応が素晴らしかったが,逆にかなり危ないミスもやらかしていたので,こちらも帳消しか.

アーセナルは後半に入って直後の20分くらいが,ぜんぜんパスがつながらなくて酷かった.これに関しては,ディアビとジェルビーニョがボールを持ちすぎ・こねくり回し過ぎだったのが一番の問題で,ディアビの途中交代は致し方なかっただろう.

Thursday, September 20, 2012

SFファンタジーのキャラクター

ホビットの冒険の映画化についてのニュースを見ながらの妻との会話より:
「指輪物語にもスターウォーズのヨーダみたいのが出てくるよね」

うーん,まあ小さくてシワシワという意味では似ているかもしれないが,スメアゴルとヨーダでは,だいぶ物語の中の立ち位置が違うと思うんですけど.

Tuesday, September 18, 2012

アーセナルvsサウサンプトン: follow up

最終的な結果は6―1.確かに吉田にとって,プレミア初出場でこの点差の敗北は厳しいが,吉田本人というよりはチーム全体の守備が上手く機能していなかったのが問題なので,さほど気にすることでもないと思う.

アーセナルは,試合前の表示ではポドルスキーのワントップで,日本の解説者もその前提でしゃべっていたが,試合後のヴェンゲルのインタビューによると,ジェルビーニョのワントップということらしい.その後ろに,左からポドルスキー,カソルラ,チェンバレンというならびになるのだろうが,結構,ポジション・チェンジして好きなように動き回っていた.ジルーが,同じように先発で機能するようになるに越したことはないが,とりあえず前の方はかなり充実してきたと言えるだろう.

かなりチームとして機能するようになってきたが,一番の懸念は,マンチェスター勢のような本当に強い相手の時に,中盤の後ろの守備がどれだけ機能するかだろう.アルテタ=ディアビであればある程度安心できるが,ディアビを故障で欠いた場合は,アルテタとコクランやラムジーのコンビで,どのくらい相手にプレッシャーがかけられるかが不安なところではある.

Saturday, September 15, 2012

アーセナルvsサウサンプトン

風呂から出てテレビをつけたら,もう四点入っている。と、思ったら吉田麻也も出てるではないか!何が起こったんだ!!

Tuesday, September 11, 2012

自民党総裁選(続き)

私が遅い夏休みをとっている間に,谷垣氏が辞退し,事実上,石原vs石破の一騎打ちになってしまった.執行部の分裂を避けるためと言っても,石原氏を焚きつけたのが自民党の「長老」だったのは明らかで,本当に人事の刷新を図るというなら,谷垣・石原体制のままで,森元首相や古賀氏を引退させた方がよほど説得力があった.いまさら自民党に何を期待していた訳ではないが,ここに来て古い体質が露骨に表面に出てきている感じがして,思い切り萎えさせられる.

Thursday, September 06, 2012

自民党総裁選

こちらは民主党よりは,ずっと混乱している.

まず元首相は問題外.町村氏は,恐らく自分でも目は無いと思っているだろうが,年齢的に今回が最後のチャンスに近いので,とりあえず博打に出ておいて「風が吹けば桶屋が儲かる」というシナリオになることを祈るだけだろう.

谷垣総裁に対する実質的な対抗馬は石破・石原の2人だが,後者については民主党の細野氏と同じく,選挙の顔という以外に彼を推す理由はほとんどないだろう.石破氏の問題点(?)は,彼の得意分野が外交・防衛であり,経済運営の手腕が未知数なことにある.このところの韓国・中国との緊張関係を考えれば外交・防衛はもちろん重要なのだが,国民の目線ではやはり最大のプライオリティは変わらず経済問題である.さらに野田政権が,左右の両極端からの不満はあるだろうが,全体として見れば竹島問題・尖閣列島問題を無難に片付けるのに成功してしまった.それだけに「外交・防衛の石破」が,選挙で国民に大きくアピールするとも思えない.

可能性としては「谷垣>石破>石原>>>その他」と言った所だが,その一方で選挙の時期について切り札を握っている民主党がどう出るかの影響も大きい.野田首相が,当初の約束通りかなり「近い」うちに選挙に踏み切れば,それだけ谷垣氏が有利になるのは間違いない.

でもまあ「私は若い人を支持したい」なんて,自分の影響力を保持たいがための言動であることがミエミエで,本当に大昔の自民党の党内政治の尻尾を引きずったままだよな.

Wednesday, September 05, 2012

民主党代表選

細野氏擁立論が強まると報道されているが,その理由は何かは極めてはっきりしている.

いずれにせよ,次の衆議院選挙で民主党が大きく議席を減らす.したがって,できれば自分だけは落ちたくない連中が,選挙の顔として細野氏を担ごうとしているという,ただそれだけのことである.しかし実のところ,細野氏にした方が選挙で戦えるというのは,切羽詰まった民主党議員達が勝手にそう思い込んでいるというだけの話で,特に合理的な理由がある訳ではない.野田内閣の支持率が低下しているとはいえ,国民の大多数は野田氏のことを,民主党政権になってからの首相としては一番まともだと思っているはずである.
民主党はもうコリゴリという人達は幾らでもいるだろうが,彼らが一番嫌っているのは,できもないしない政策を場当たり的にぶち上げておいて,いざ立ち行かなくなるとトップを挿げ替えて人気挽回をはかるという,与党とは思えない政党としての節操のなさである.それをまた同じことを繰り返して,どうやって選挙に有利に働くというふうに考えられるのか?

主要幹部の岡田・前原が,野田氏をサポートする姿勢を崩さない以上,足軽たちの無責任な煽りに乗っかって,今回,細野氏が出馬することに大義は無いし,そのことは本人も分かっているだろう.絶対ではないが,7割程度の確率で野田再選だろう.

Monday, September 03, 2012

Arsenal 2-0 Liverpool

まあ勝ったのは良いとしても,内容は両チームともさほど良くは無かったような.

アーセナルについては,確かに得点のシーンだけを見るとカソルラとポドルスキーのコンビが非常に上手く行っていた.ディアビもあのプレーがシーズンを通して継続できるのであれば,ソングの放出はたいして痛くないということになる.アルテタは昨シーズンよりも下がり目のポジションだが,昨シーズン同様素晴らしい.ジルーと周りのプレーヤーのコンビネーションの熟成には,もう少し時間がかかるか.
 よく分からないのは,ジェンキンソンとチェンバレン.前者は自信がなくて怖々プレーしている感じだし,後者はせっかくシェルビーニョ,ウォルコットを押しのけて先発したのに,いま一つ空回りの感は否めない.チーム全体としては、うまく噛み合っているのはあくまで部分的で,まだまだ時間がかかる感じは否めない.

 リバプールはジェラードとレイナが,少なくともこの試合に関しては全然駄目だった.スアレスは非常に好きなFWだが,ドログバやイブラではないので,後ろからのフォローがなしで一人だけでどうにかするのは難しい.この試合はそれが無く,彼の悪い意味での狡猾さだけが目立っていた.逆にリバプールでよかったのは,スターリング.ウィンガーとしてのパフォーマンスは,チェンバレンを完全に凌駕していた.

しかしスターリング17歳,チェンバレン19歳って本当に若いよなあ.ただ別の言い方をすると,ポテンシャルが非常に高いとはいえ,これだけ若い選手を先発させなければいけないところが,マンチェスター勢やチェルシーと比較した時の,両チームの台所の苦しさを反映している.

Friday, August 31, 2012

参議院、野田首相の問責決議案を可決

政局も大事だろうが,少しは副作用というものを考えないのか?

* 政府は28日、過去の物価下落時に減額しなかったため本来より2.5%高い年金額(特例水準)を本来の水準に引き下げる国民年金法改正案について、審議時間を確保できないとして今国会での成立を断念した。これにより今年10月から始める予定だった年金の減額は来年4月以降にずれ込む。年金の「払い過ぎ」は9月分までの累計で約7兆5000億円に達し、減額が半年遅れることで過払い額はさらに5000億円上積みされる。

* 財務省、予算執行抑制を表明 交付税、一部延期へ
→当然、国立大学法人の予算執行も影響を受けるでしょうねえ。

一票の格差是正も先送りだし,現役勤労世代にとって何も良いことないじゃない?

吉田麻也 サウサンプトン移籍発表

よかった,よかった。Physicalを要求されるプレミアで日本人がCBというのは,決して楽な道のりではないと思うけれど,ザック・ジャパンのディフェンスの中心であることは疑いようがないので,頑張ってレギュラーを獲得して欲しい。

Monday, August 27, 2012

「衆院定数を半減」 維新代表・橋下氏が表明

日本の政治にとって一番の問題は,議員の絶対数を削減することでなく,一票の格差を是正することだと思うんですけどねえ。年寄りと地方に有利なままの配分で議員数だけ少なくなっても,何かが改善する保証なんて無いと思いますが。

プレミア開幕

香川はすごいねえ.ルーニーが1カ月の離脱で,運まで味方につけてしまった感じ.

一方のアーセナルは,昨シーズンの出だしよりははるかにマシだが,あんまり先が見えない感じ.カソルラ・アルテタのスペイン組は素晴らしい.ポドルスキーとジルーはいずれ点を取り出すだろうが,シェルビーニョとウォルコットというウィング/ドリブラータイプのFW二人のプレー内容がいずれもあまり良くなくブレーキになっている感じ.早くロシツキーとウィルシャーが帰って来ないかな.それとラムジーは,昔はウィルシャーより可能性を感じるプレーヤーだったのに,なんかダメな子になってしまったなあ.

昨日のリヴァプールvsマンCは,どちらにもあまり思いいれは無いけど面白い試合だった.リヴァプール,初戦はこけたけど,去年よりは大分改善している感触がする.

Wednesday, August 22, 2012

京大元教授、250万円収賄容疑で再逮捕 東京地検

この事件は,ずっと気になっていたのだが,大手メディアの報道はかなり一面的だ.要するに「有名教授が賄賂受けとって私腹を肥やして」というストーリーだが,国立大学に所属する人間の立場からは「本当にそれだけ?」という感じである.こんな花型分野の花形教授なら金を稼ぐ手段は他に幾らでもあるだろうに,いまどきそんな危ない橋を渡る必要があるのかねえ?

当初考えた可能性は,理系で大型研究をやるにあたってどうしても直ぐに動かせる手元資金が必要で,その捻出のために無理をして,内部告発で足元を掬われてという筋書きである.だとすれば,大型研究プロジェクトの運営に多少とも関わったことがあり,公的な機関からの研究費の使いにくさは身に沁みているいる立場では,多少同情の余地があるかなと思っていた.しかしネットで情報を探っていくとすぐに,贈賄側の「メド城取」という会社が昨年10月に民事再生法を申請(負債は12億円とも15億円とも)しているということがわかる.しかも多額の使途不明金があって国税が入っているとの報道も.

つまり問題が明るみに出たのは贈賄側に関する疑惑からであり,だとすればこの件はもっと根の深い経済犯罪である可能性,また(合法か非合法かはさておき)他大学を含むもっと多数の大学関係者が同じ会社から便益を受けていた可能性がある.まあ数百万の贈収賄だけの話でないことは確かである.にも関わらず「堕ちた京大教授」という,古典的な勧善懲悪ストーリーで良しとしてしまっているマスコミさん達ってどうなのよ?というのが,現時点での小生の感想だ.

Sunday, August 19, 2012

ソングのバルセロナ移籍が合意

うーん,先シーズンのMVPとNo.2が居なくなった訳で,この状況をどうとらえるか...。ペルシに関しては仕方なかったにせよ,ソングはある意味,ペルシ以上に昨シーズンのアーセナルに無くてはならない選手だと感じていた。が,しかしベンゲルの淡々としたコメントから判断すると,ファンが試合を見て感じていたよりも,ボスのソングに対する評価は低かったということなのだろう。恐らくベンゲルは,アーセナルの今後の中盤の核はあくまでウィルシャーだと考えているのだろう。とは言え,そのウィルシャーの復帰まではあと2カ月くらいかかりそうだし,多分,8月末の移籍期限までに一人守備的MFをとるでしょうねえ。

Thursday, August 16, 2012

ファン・ペルシの移籍がクラブ間合意

「アーセナル→マンU」で決まり.アーセナル・ファンとしては(マンCの次に)行って欲しくなかったチームだけど,もともと怪我が多い選手だし年齢も年齢なので,良い値段で売却できたのだとすれば,まあしょうがない.香川にとっては若干,迷惑な話ではあるが....

これでマンUのべルバトフ売却は決定的.アーセナルの方は,今年の移籍市場は既にかなり買い越しなので,夏にまだ動くとしたら中盤の底かSBだろう.

Sunday, August 12, 2012

男子サッカー決勝: ブラジル vs メキシコ

結局,最後まで見たけど,恐らく得るモノがあったとすれば,実は昔から言われていることではあるが,メキシコ代表の老獪さから日本が学ぶべき点は多いということか.

ブラジルについては,とりあえずOA枠のフッキとチアゴ・シウヴァ,あとはちょっと出入りが激しい部分があったがマルセロも,まあ納得.あたりまえだが.レアンドロ・ダミアン,ネイマールは,この試合ではいま一つ良さが分からなかった.逆にマンUのラファエルは,あれじゃ将来のセレソンのSBとしては完全にoutだろ.

しかしメキシコのOribe Peraltaは,地味だけど確実・老獪でいいFWだねえ.日本には,本当にいないタイプだけど.

メダルと国の発展段階

日本の金メダルは女子ばかりと言っていたら,男子ボクシングが金メダルを取ってくれた.バンニャイ.

ところでメダルの数は金・銀は同じはずで,銅は柔道やレスリングのような敗者復活戦のある競技があるので,それよりは若干多くなる.日本は金6,銀14,銅17で,メダル総数で今日時点で第6位.ちなみに第5位は金11,銀19,銅14のドイツで,第7位は7,16,12の豪州である.

開催競技の選択そのものに大きな影響力を持つアメリカ,自国開催の英国を除くと,日独豪と対象的なのが中国・韓国で,特に韓国のメダル獲得は13,7,7と金に大きく偏っている.これは国威発揚のために産業政策的にスポーツ振興策に政府が介入するキャッチアップ段階の国と,民間の裁量に任せる部分の大きい成熟国の違いだろう.独について言うと,冷戦時代の特に東独は前者の色彩が強かったけれど,今ではスポーツ振興策も民間がメインであり,結果としてメダル獲得数の状況も日本と大して変わらなくなってきていると推測される.

もし日本がもっと金メダル数を増やしたいのなら,政府が積極的に予算を傾斜配分すればよいはずだが,もはや競技をやる選手の側の状況がそれを許さないだろう.今後のオリンピックでも,ありとあらゆる種目に日本人がエントリーし,しかしメダルを取れる人間は相対的に少ないという状況が続いて行くのではないか.人々は自分がどうしても好きな競技をやり,結果としてその延長線上にメダルがあれば良いのであると考える.エコノミークラスでロンドンに行き,ビジネスで帰ってくる,なでしこJAPANの選手達がその一番良い例である.日本選手がメダルが取れなくても,日本のマラソン人口が減ることはないだろう.そして国が成熟していく中で,それ自体は間違った方向性であるとは思わない.

Saturday, August 11, 2012

男子サッカー・女子バレー

日韓関係が緊迫している最中,男子サッカーは完敗,女子バレーは完勝.日本の金メダルは,内村航平の体操個人総合以外はすべて女子の格闘技.日本のスポーツの比較優位が女子にあるのは明らかか.

Friday, August 10, 2012

ヘルタースケルター

研究室の掃除をしていたら10年前に買った漫画が出てきたので,帰りの電車の中で読み返す.確か2003年に在外研究でNYに行った時に,何冊か岡崎京子の漫画を試しに買って向こうで読んだ覚えがあるのだが,結局どれもピンとこなかった.多分,PINKが一番面白くて,リバーズ・エッジとヘルタースケルターはダメだった.

ヘルタースケルターは,ストーリーテリングに長けた他の漫画家なら半分以下の長さで始末をつけられるはずの内容である.個人的には,岡崎京子は「雰囲気」の漫画家だと思っている.私が東京にほとんどいなかったバブル崩壊の前後から1990年代末にかけての,東京のサブカルに思い入れがある人の中には,この「雰囲気」が好きな人がいるのだろうと想像する.そういうスタイルやジャンルを否定はしないが,リバーズ・エッジやヘルタースケルターでは,作者が雰囲気ではなくストーリーの方に大きなウェイトを置いていて,その割にストーリー自体も,その語り口も凡庸なので,彼女の漫画の「雰囲気」に思い入れがない人間からすると,作品としては残念なことになっている.

映画も見に行く気が起きない.そもそもお盆休みは,まず「裏切りのサーカス」と「ダークナイト・ライゼズ」を見なきゃならないので,それでお腹いっぱいだろう.

女子レスリング・女子サッカー

個人的には,重量級という日本人には不向きな階級で看板をずっと背をってきた浜口京子にメダルを取らせてやりたかったが,そこまで人生は甘くないということか.切ないが.

吉田沙保里の金メダルは無論素晴らしいが,事前にメディアに出過ぎていた分,父親を肩車するとかいった優勝後のパフォーマンスは少し上滑り気味.昨日の小原・伊調の凄みさえ感じたインタビューに比べると,マスコミ向けの意図が若干透けて見える.無論,どっかでスポンサーを見つけて競技を続けて行かなくてはならない以上,この種目の広告塔の役割を担ってきてくれた吉田の苦労・功績を考えれば,第三者が文句を言える筋合いではない.だからこそ,頼むからレスリング版の谷亮子にはならないでくれ.

なでしこは,ひたすら勝ちを狙っていったのであればもっと他に作戦があったような気がするが,詰まるところ実力はやはり米国が上だったということだろう.佐々木監督と澤は代表を去るのだろうが,宮間・川澄・大儀見といった攻撃陣の核は20代半ばから後半に差し掛かったばかりなので,大きくチーム力が落ち込むことはないだろう.

Thursday, August 09, 2012

オリンピック男女サッカー

なでしこはいよいよ大団円となるかといった所だが,米国の立場からしてみれば,そうは問屋がおろしてくれないだろう.あとは監督のことを,選手がインタビュー等で「ノリさん」と呼ぶのも,ちょっとどうかねえ.男子のプロサッカーではあり得ない感覚だと思うんだが,まあ女子は雰囲気が違うと言われてしまうと,そうかなあという気もする.佐々木監督が予選の最後の試合で2位狙いに切り替えたのは正しいが,それをインタビューで口にする必要はまったくなかった.いずれにせよ佐々木監督と澤にとっては,事実上,最後の代表選だと思うので,悔いのない試合を.

男子サッカーは,どの出場チームも守備の完成度がかなり低かったので,元から堅い韓国と,オーバーエイジが入って守備が何とか見れるようになった日本が勝ち進んでしまったのは,さほど驚くべきことではないのかもしれない.しかしいくら気を取り直したといっても,徴兵免除がかかって必死な韓国チームとは気合いの入り方が違うので,変に突っ張って怪我だけはしないことを祈る.

女子レスリング

やっぱり凄いですね.小原日登美の,レスリング人生の最後の最後に運よくライフルに残っていた一発の弾で仕留めたような金メダルも泣けてくるし,伊調馨の貫禄と満面の笑みも素晴らしい.まあ女子卓球やフェンシングのような大健闘もいいけど,幾つかはこういう日本の横綱相撲の種目があってくれないと.

その一方で,関係者の間ではかなり期待されていたはずのセーリング女子470は,失格になったレースもあって,決勝に進めなかったようだ.テレビ番組として地上波で中継するのが難しいのは分かるんだけど,BSなどで,こういうのももう少しちゃんとカバーして欲しいんだけどなあ.

女子レスリング(続き)

今日の吉田・浜口の試合が終わる前にこういうことを書くのも早いが,唯一気になるのは主戦級の選手の平均年齢の上昇である.小原・浜口の五輪後引退は決まっているし,伊調・吉田もリオでは30代である.そろそろ1990年代生まれの次の世代が出てこないと.

Monday, August 06, 2012

オリンピック前半総括(続き)

逆に日本にとって先行きがあまり明るくないのが,(特に男子の)柔道とマラソンだろう.柔道は「茹でガエル」問題の典型で,昔の遺産で食いつないでいるうちに,気がつけば取り返しの使いない,深い深い泥沼に落ち込んでしまった.選手がどうこうというより,「JUDO」時代の「柔道」がどうあるべきかをちゃんと考えることのできる指導者が出てこないと,どうにもならないだろう.

マラソンは,この10年ほどの間の競技そのものの在り方の進化が凄まじかったので,問題は日本だけにとってのものではないのかもしれない.女子は確かにまだラドクリフが世界記録を持っているが,男子の状況を見るとそれもいずれ破られ,ケニヤ・エチオピアを筆頭とするアフリカ勢力が圧倒的に支配する競技になっていくのは避けられないような気がする.特定の人種が支配的なスポーツはあまり五輪向けと言えないはずだが,欧米諸国の代表チームに必ず一人は帰化中国人がいる卓球の状況を見ると,それも致し方ないのかなという気はする.
 しかしその一方で,正月の箱根駅伝だけで国内の「伝説」になれてしまう,生温い日本の競技環境もやはり問題だろう.

オリンピック前半戦総括

まあそこまで一生懸命見ている訳でもないですが,金が少ないとはいえ,これだけ日本がメダルが取れているというのは単純に嬉しいし,面白い.

体操は恐らく今が,内村航平という日本が生んだ稀有なアスリートの競技人生のピークだと思うので(無論,より高いピークが4年後のリオで来れば,それに越したことはないが),それにリアルタイムのspectatorとして立ち会えたことは純粋に嬉しい.
 一方,競泳の北島のピークは4年前だったのだろうが,競泳日本の復活の先鋒としての役割を担って泳ぎ続けてきた彼にとって,後に続く世代の台頭を横目で見つつ競技者人生の黄昏を迎えるというのは,これ以上ない幸福だろう.その意味で,松田の「他の3人で『康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない』と話していた」というインタビューには,思わずグッとくるものがあった.
 女子卓球とフェンシングは,まだトップに辿りつけたわけではないが,長い間かかってやっと世界に,それも団体種目で追いついたというのは素晴らしいことだし,今後の競技者人口のすそ野の拡大につながるだろう.
 あとは石川佳純(卓球)と 加藤凌平・田中佑典(体操)の3人については,恐らくブラジル五輪が本当の意味での勝負の時になるのだろうから,今後の4年間に大きく期待したい.

Monday, July 30, 2012

Seven Nation Army

つまらない感想で申し訳ないが: QueenのWe Are the Championsは(しばしばWe Will Rock Youと込みで)スポーツ会場で流れる定番であるが,White Stripesのこの曲も,しばらく前から定番化しつつあり,今回はオリンピックでも(柔道会場?)で頻繁にあのリフを聞くことができる.この曲がスポーツで広くつかわれるようになったきっかけは,2006年のW杯で優勝したイタリアが口ずさんでいたことだと言われている.個人的にQueenは好きだが,We Are the Championsはあまり好きではないので好印象.

しかし柔道はどうしたもんかねえ.海老沼の準決勝の審判のドタバタぶりは,なんじゃあれは? 最初は単純に面白かったスポーツが,国際化・成熟化の過程で競技として煮詰まってしまい迷走するというのは,何も柔道に限った話ではないが... ちょっと見ていて切なくなる.ただ,日本柔道が国際化に対応できていないのは,これはまた別問題.

Friday, July 27, 2012

「グラスゴーの奇跡」?

というほど,大げさなものでもあるまい.

しかし「マイアミの奇跡」は,今になって振り返ってみれば本当に奇跡に近い.先発にリバウド,ベベト,ロベカル,フラビオ・コンセイソン,ジーダといった連中が名を連ねていて,控えに大怪我してデブる前の,元祖ロナウドですぜ? 南アフリカの時のブラジル・フル代表より,全然強かったんじゃないの.

五輪サッカー

女子は,確かに川澄のゴールは見事だったが,当然勝つべき相手だったので,とりあえず置いておくことにする.

男子は,誰もスペインに勝てるとは思っていなかっただろうが,運に恵まれた部分はあるとはいえ勝ってしまった.前半,セットプレーからの先制点は,まあ想定内の範囲.問題は,その後に相手のCBが永井を引っ張って赤一発をもらったことで,これで俄然日本有利になってしまった.個人的には,あそこは審判は黄色で済ませても良かったと思う.スペインに退場者が出ていなければ,幾ら組織的に守っても追いつかれていた気がする.

日本は本当は,退場者が出ている相手にとっとともう一点取って試合を決めておくべきなのだが,この点に関しては相手GKのデヘアを褒める方が正しいと思う.まあマンUの正守護神だから,このくらいあたりまえと言えばあたり前だが.

Tuesday, July 24, 2012

原発事故:政府事故調・国会事故調

二つが出揃った訳だが,温度差はあるかもしれないが,どちらも初期段階での菅前首相の「過剰介入」が現場を混乱させたとしている。さすがに「菅氏の対応に落ち度はなかった」とは書けないだろうが,個人的にはこの点に関する二つの事故調の記述にはいずれにも腑に落ちない部分がある。

いくら工学部出身だとは言え,菅氏はこの分野の専門家ではない。普通に考えれば,原発事故のような極めて専門際の高いテクニカルな問題に関して,最初の48時間ないしは72時間に,そんな素人の政治家が介入できる余地がある方がおかしい。素人が「介入した」のがおかしいのではなく,「介入できる」ような状況であったことがそもそもの間違いであり,究明されるべき問題点である。別の言い方をすると,当然,専門家によって行われるべきであった意思決定におけるプロセスに,大きな「空白」というか,明白な"slack"が存在したのはなぜであるかを,もっとちゃんと突き詰めて調べ,議論する必要がある。

それは,保安院・経産省と東電両者のガバナンス(の欠如)の問題であり,恐らくは両者の間の力関係の変化と,それに対するに政治の関与の問題に行きつくのだろう。

Monday, July 23, 2012

ファンペルシー、アーセナルと契約更新しない意向

まあジルーとポドルスキーを取って,それなりに手は打ってある。セスクとナスリを一度に失い,ウィルシャーまで怪我で一年棒を振る羽目になった,去年みたいなことにはならないだろう.ラムジーかウィルシャーが,8月末までに100%復活してくれれば,中盤は問題ない.
 左サイドのウィング的なポジションにジェルヴィーニョとチェンバレンがいることを考えると,宮市はもう一年修行に出されると考えた方が良いだろう。今シーズン,どれだけ成長を見せられるかによって,来シーズンはチームに定着するか,他のチームに移籍するかのわかれめになる.

Tuesday, July 10, 2012

あやまんJAPANさくらだが,BOSEと結婚発表

いや何気に結構気に入ってたんですけどね,ファンタジスタさくらだ.まあ,なかなかパンチが効いたカップルで,よろしいんではないでしょうか.お幸せに.

Tuesday, July 03, 2012

Anderson Cooper: "The Fact Is, I'm Gay."

まあ,みんなずっとそう思ってたんですけどね.

しかし,尊敬を集めるゲイの人気ニュースキャスターがいるアメリカと,女装家(?)が日曜夜ゴールデンの家族向けバラエティに普通に出演している日本と,どっちが進んでいるんですかね?

Monday, July 02, 2012

Eueo2012大会全体のまとめ(改訂版)

ベスト11
GK ブッフォン(イタリア)
DF J・アルバ,S・ラモス(スペイン); デロッシ(イタリア); ぺぺ(ポルトガル)
MF イニエスタ,D・シルバ,セスク(スペイン); ピルロ(イタリア); ケディラ(ドイツ)
FW バロテッリ(イタリア);

ベストゴール: バロテッリ(イタリア) 対ドイツ(後半36分,2点目)
ベストマッチ: イタリア vs ドイツ(前半だけなら,決勝のスペイン vs イタリア)
中盤が多すぎたのでデロッシをDFに下げ,もう一人のDFはぺぺに変更しました.

Euro2012決勝

3点目が決まった時点で試合は完全に終わり.というか,結局モッタのけがで試合は決まってしまった.スペインが悪いわけではないのだが,決勝戦としてはかなりガッカリ.確かにスペインのプレーは素晴らしいが,プレーの質は前回のユーロの方が上だったろう.