Wednesday, July 09, 2014

ブラジル vs ドイツ (5)

まあ普通に考えると,2点くらいブラジルが返していてもおかしくないんだけど,最後に控えているのがよりによってノイアーだからねえ.

ブラジル vs ドイツ (4)

ブラジルよ,いくらなんでも前半に一点取りましょうや.

ブラジル vs ドイツ (3)

ケディラが5点目.なんじゃこりゃ,ブラジルざるですやん.

ブラジル vs ドイツ (2)

クローゼと思ったら,クロース二連発.ああ何やってんだか...

ブラジル vs ドイツ

カウンター重視のブラジルにつられる形で早いペースで始まったが,逆にカウンターであっさりミュラーが得点.ちょっとブラジル自滅気味.なんだかなあ

Sunday, July 06, 2014

オランダ vs コスタリカ

やはり5時には起きられなくて,目が覚めたらPK戦.GKがクルルに替わってるんですけど?

オランダが相当ヘマをしたんだろうとの予想はつくが,ベテラン勢が冷静に決めて,結局オランダの勝ち.つまり,決勝トーナメントに入ってから番狂わせは1試合もなかったということですね.

アルゼンチン vs ベルギー (6)

岡田の解説とダブるが,ベルギーがもう少し早く選手交代して,ギアをトップに入れていたらどうなっていたかわからなかった.とは言え,やはりベルギーはこのレベルで戦うには,チームとしての引き出しが少なすぎるかな.その割にこのゲームではコンビネーションも今ひとつだったし.

個人的にこのW杯のベストチームはドイツだと思うが,いずれにせよドイツ vs ブラジルの勝者が決勝でも勝つ可能性が高いのではないか.

アルゼンチン vs ベルギー (5)

クルトワがすげえのか,メッシがヘマッタのか...

アルゼンチン vs ベルギー (4)

いくら調子が出ていないとはいえ,アザールをさげますか...

アルゼンチン vs ベルギー (3)

うーんベルギーはなんでこう,コロコロとボールを失うのか.

アルゼンチン vs ベルギー (2)

前半終了.アルゼンチンは,まあこんなものだろう.最前線は素晴らしいが,中盤はほぼマスチェラーノのみでもっている.

ベルギーは,ワントップのオリジがまったく機能していないのが最大の問題だが,何で攻撃も守備もこんなに連携が上手くいっていないのか.こちらもアルゼンチン以上に中盤が機能していない.

アルゼンチン vs ベルギー

イグアインのシュートは素晴らしかったが,試合の質としては「フランス vs ドイツ」,「ブラジル vs コロンビア」の方が大分上だと思う.デマリアが途中でダメになってしまったのは,このまま勝てたとしても,アルゼンチにはかなり痛いのではないだろうか.

ブラジル vs コロンビア

結果は妥当だと思う.ハメス・ロドリゲスは良い選手だが,ブラジルで言えばせいぜいオスカールと比較できるかどうかというレベルで,まだメッシやネイマールとは比較できるレベルにない.コロンビアは確かに良いチームだったが,あとはせいぜいクアドラードくらいなので,今大会のブラジルとまともに張り合えるところまでは行っていなかったと思う.

試合自体は,カウンターの繰り出し合いになって,ちょっとガチャガチャしていた.少し荒すぎたし,レフェリーはもう少し厳しめに反則をとるべきだったと思う.ただネイマールを骨折させたスニガのプレーは,アンラッキーだったけど,リアルタイムで見ていた限りでは意図的だったとは思えなかった.

Saturday, July 05, 2014

フランス vs ドイツ (5)

ベンゼマ決めたかと思ったが,ノイアー凄え.

ヘビー級の土突き合いだけど,結局,中盤の面子の地力はドイツが上だった.特にクロースは本当に良い選手だねえ.

フランス vs ドイツ (4)

フランスはジルー投入.シュールレはひげを剃った方がいいな.

フランス vs ドイツ (3)

しかし,この対決はGKの水準高いねえ.ああ,エジル下げられちゃったか.

フランス vs ドイツ (2)

着ているものの違いもあるんだけど,歳食ってみえるデシャンより,レーブの方が一回り年上なんだよなあ.

フランス vs ドイツ

コッシー&メルテのアーセナルコンビは,どちらも先発落ち.ドイツはラームがアンカーよりも,このシステムの方が良いと思う.
とか書いている間にフンメルスのヘッドで,1点.

Monday, June 30, 2014

メキシコ vs オランダ

「ブラジル vs チリ」「コロンビア vs ウルグアイ」を見た後だと,多少緊張感に欠ける試合だったが,特に後半試合の展開は面白かった.最後は,知将ファンガールの面目躍如といったところだろうか.後半の給水タイムの前後で,キャプテン&エースのペルシを下げてフンテラールを入れ,大胆にフォーメーションを変更して大当り.それにちゃんと対応できるオランダの選手も凄い(特にカイト).3バックだろうが4バックだろうがドンと来いというチームとしての戦略対応力の高さは,ヨーロッパ勢,特にオランダ・イタリアの専売特許だよなあ.無論,自分たちの基本フォーメーションに拘る南米勢やスペインというのも,それはそれで魅力的なんだが.

Sunday, June 29, 2014

コロンビア vs ウルグアイ (3)

まあ,これはいずれにせよ日本は勝てる相手ではなかったですね.ウルグアイの代わりにイタリアが出てきていたとしても,普通にコロンビアの勝ちだったでしょう.思った以上に近代的で,よく組織されたチーム.ウルグアイも十分良いチームなんだけれど,良くも悪くも古典的で,特に中盤の構成力はコロンビアが数段上だった.

コロンビア vs ウルグアイ (2)

確かにハメス・ロドリゲスのゴールは凄い.しかしクアドラード,スニガの縦への突破も十分立派な飛び道具だよな.

コロンビア vs ウルグアイ

高速カウンターの繰り出しあいで,忙しなかったブラジル vs チリと異なり,特にコロンビアの方がペケルマンのパスを繋ぐ組織的なスタイルなので,重厚だが緊張感のある立ち上がり.まあこちらの方が普通だよねえ.

ブラジル vs チリ (5)

チリにとってはまさにベスト・ゲームだったし,勝者にふさわしかった.ブラジルはやはり地力では勝っていたと思うが,チームとして応用力がないというか,基本的な攻撃スタイルを封じ込められた時のチームとしての戦略・柔軟性に欠ける面は否めない.まあ,でもここでホスト国が消える訳にはいかないしねえ.

あとハワード・ウェッブは,ジャッジが難しい試合で良い仕事をしたと思う.

ブラジル vs チリ (4)

チリのハイプレス+ショートカウンターがハマっているというよりは,ブラジルが自分たちからハマりに行ってしまっている感じ.GLでのオランダみたいに,逆に相手に持たせるというのは有効だと思うのだが,まあホームで攻撃サッカーが義務づけられているブラジルにその選択肢はないよなあ.

しかし,決勝トーナメントに入って1試合目でいきなり延長かよ.眠いよ〜.

ブラジル vs チリ (3)

いまフッキのはハンドではないと思いますが...
しかしチリの監督のサンパオリも,フェリポーンに劣らずいい味出しているよねえ.

ブラジル vs チリ (2)

まあバルサはメッシ・システムなのでしょうがないけど,ネイマールはブラジル代表での方が生き生きしてるねえ.

ブラジル vs チリ

なんか初っ端から,ビュンビュン高速のすごい土突き合い.ブラジルが一点取って落ち着くかと思ったら,すぐチリが取り返す.そのまま土突き合って前半が終わる.

しかしフェリポーンは,相変わらず近所にいる声のでかいオジサンという佇まいだ.

オシムの総括

私自身はオシムの発言ほどには肯定的になれないが、多分、サッカーマニアで代表の試合を丹念に追いかけてきた人ほど、W杯の失敗はそれはそれで総括せねばならないが、ザックJapanの4年を無意味だったと思わない/思いたくないという感じだと思う。そしてオシムの締めのセリフ、『この敗戦が「いい経験」になるかどうかは、今後の努力次第なのだ』というのは、まさにその通りでしょう。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/26/kiji/K20140626008444250.html

Wednesday, June 25, 2014

日本 vs コロンビア (2)

まあ,相手が相手だししょうがない.しかし今日のサッカーができていれば,ギリシャ・コートジボワールとは互角以上に戦えていただろうに.

しかしこの大会,中南米の国のホームアドバンテージはやはり相当に大きいのだろう.さもなければ,メキシコではなくクロアチアだったろうし,イタリアがウルグアイとコスタリカの両方に負けるというのも考えにくい.よく考えると中南米でW杯をやるのは,マラドーナが優勝した1986年以来で本当に久しぶりなのね.北米まで含めても,米国での開催がちょうど20年前.だから南米でサッカーをしたことのない国のチームが手こずるのも,よくわかるわ.

何はともあれ,これでアベノミクスによる景気回復が終焉になるのだけは避けたいよね.

日本 vs コロンビア

なぜよりによって,この重要な試合で松木を使う...

イタリア vs ウルグアイ (5)

うーん,結構微妙な判定が続くよねえ.それはイタリアも怒るよなあ.

イタリア vs ウルグアイ (4)

スアレス,噛んでるんですけど...

イタリア vs ウルグアイ (3)

マルキージオ,何やっとんねん...

イタリア vs ウルグアイ (2)

いやあスアレスも堪らないが,ブッフォンも堪りませんな.

イタリア vs ウルグアイ

あたり前ですが,いやあオランダ vs チリ以上にガチですな.堪りませんな,この感じ.

Tuesday, June 24, 2014

5時から日本 vs コロンビア

だが,その前に1時からイタリア vs ウルグアイ...うーん,とりあえず寝るかな.

「オランダ vs チリ」 & 「スペイン vs オーストラリア」

何人かの好きな選手(ビジャ,Xアロンソ,トーレス)の代表ラストマッチの可能性が高かったので,スペインvsオーストラリアも気になったのだが,さらに両軍とも飛車落ち(ペルシとビダル)ではあるのだが,やはりガチの殴り合いの方が面白いだろうということで,オランダvsチリを観戦.前半はチリがポゼッションで勝り,オランダが押し込まれつつもカウンター発動で見せ場の数はより多いという展開.フランスW杯の,ポゼッション重視のヒディンク・オランダに強い印象を受けた人間にとっては淋しい部分もあるが,何せディフェンスのプレーヤーの質に大きな問題を抱える現在の状況では,まあファンガールの戦略は合理的な選択なのだろう.

 と思っていたら,さすがに前半は監督の意図以上に引き過ぎていたようで,基本線は変わらないものの後半はオランダがもう少し前目から厳しく守るようになり,さらに殴り合いの様相が激化する.で最後は飛び道具の破壊力の差が出たようで,ロッベンを中心としたカウンターがきれいに決まって,オランダが2点差勝利.
 でもオランダの守備もかなりガツガツ行っていたので(そうしないと今のオランダは守りきれないので),レフェリーがもう少しファールに厳しければ,試合はチリに転んでいたかもしれない.

Monday, June 23, 2014

ポルトガル vs USA

2-1で終わるはずが,最後の最後で同点に.チームとしてのグタグタぶりという意味では日本の上を行く感じのポルトガルだが,まあそこはバロンドールだからねえ.やっぱなんだかんだ言ってもCR7は凄いわ.

Friday, June 20, 2014

日本 vs ギリシャ (3)

まあ三連敗もあると思っていただけに,極端に悲観するつもりはないが,いろんな要因が悪い方向に転がっていることは事実だろう.ギリシャは早い時間で人数が少なくなってしまい,無論,日本に勝てなければグループ突破の可能性は大きく低下するのだが,それでも両者引き分けになった時の可能性は,最終戦がコロンビアの日本よりはまだましだと考えたのだろう.あれだけデカくて守備の上手い相手に,ゴール前に引き込まれるとやはり日本は辛いよねえ.まあコートジボワール戦と違ってちゃんと攻めていたので,この結果には納得しています.

日本 vs ギリシャ (2)

ミトログルと内田がともに26歳とは...

日本 vs ギリシャ

日テレなのでまさかとは思ったが,さすがに松木・越後ではなかったか.

香川も遠藤も外したか.ザックもやる時はやるねえ.

Wednesday, June 18, 2014

ブラジル vs メキシコ,ロシア vs 韓国

ブラジル vs メキシコ:0-0
思い切り眠い中,頑張って起きて見続けた割にはいま一つ戦術的なスペクタクルさに欠けた試合だった.まあ南米勢同士の対決だからしょうがないけど(メキシコは北中米予選だが,サッカー文化としては完全に南米系だよな).ただ王国ブラジルに立ち向かうメキシコの立場から見ると,これ以上スリリングな試合はないし,満足のいくものだったと言えるだろう.そして日本サッカーが参考にすべきはまずはメキシコというのも,昔から言われていることだが,至極真っ当な主張だと思う.

ロシア vs 韓国:1-1
こちらはまったく真面目に見ていた訳ではないが,何というか本当に面白くなかった.ブラジルvsメキシコが徹頭徹尾ガチンコの真っ向勝負なのに比べると,こっちは最初から引き分けでもいいやという本音が,両チームともから感じられる中途半端な試合.しかも韓国の得点の際のロシアのキーパーのミスは,オランダ戦でファンペルシに二点目を入れられた時のカシージャスと同じくらいお粗末なもだったと言わざるを得ないだろう.

Tuesday, June 17, 2014

ドイツ vs ポルトガル (4)

結局4-0.このW杯は,ラテン系がアングロサクソン系に虐殺される大会なのだろうか? しかしドイツのMF陣の充実ぶりは凄い.クロースは初めてプレーしているのをじっくり見たが,やはり非常に良い選手ですね.

ドイツ vs ポルトガル (3)

日本は中盤が売り物だということになっているが,このドイツ代表では本田も香川も食い込めないだろう.控えですら怪しい.いや日本がダメという話ではなく,ドイツが豪華すぎるという話なのだが...

ドイツ vs ポルトガル (2)

あーあ3点目入っちゃったよ.後半見ないで寝ようかな.しかしゼロトップと言っても,ミュラーくらい高さがあれば,従来のFWとしての機能も十分果たしているので,スペインでセスクあたりをゼロトップに置く状況とは違うと思うんだが.

ドイツ vs ポルトガル

既に2-0で,さらにペペがミュラーに頭突きで退場.頭突きといえばフランスW杯のアルゼンチンvsオランダで,オルテガがファンデルサールにかました一発だが...

Sunday, June 15, 2014

オーリエ

アーセナル入りが噂されてるだけあって,確かにいいサイドバックだ...

本田は偉い

が,コートジボワールのキーパーも少しチョロいのではないか.日本1ー0コートジボワール.

日本 vs コートジボワール

今野→森重,遠藤→長谷部,ワントップは大迫.つまりは前半は慎重に行って,飛び道具は後半にとっておくということか.つまりザックは意外に合理的&戦略的.

イングランド vs イタリア(4)

「プランどおりのプランデッリ」by 早川

イングランド vs イタリア(3)

とりあえずオサレ勝負はイタリアの圧勝だな.マルキージオは鉄板として,初めて見るがマッテオ・ダミアンもなかなかのイケメンのような気がする.

イングランド vs イタリア(2)

NHKはアナウンサーも画面表示も,イングランドのDaniel Sturridgeを「ストゥーリッジ」としているが,私の知る限り「スタリッジ」の方が近いと思うのだが.

イングランド vs イタリア

ある意味,オランダ(=イングランド)vs スペイン(=イタリア)に似た展開で,後者がポゼッションでは勝っているが,前者の方がチャンスを作っている.と思っていたら,マルキージオの見事な一発でイタリア先制.と思っていたら,今まで目立っていなかったルーニーの見事なクロスで同点.

ウルグアイ vs コスタリカ

ある意味,オランダvsスペインよりも番狂わせ.何が起きたんだ.

Saturday, June 14, 2014

オランダ vs スペイン

まさかこういう展開になるとは...ファンハールの策がはまり,加えて雨が...ということか? カシージャスのパフォーマンスはいくらなんでも酷いし,ピケも?という感じ.ディエゴ・コスタもPKの場面以外はあまり目立っていなかったし,最初からトーレスでも良かったのでは.あとオランダのブリントは,初めて見たけど良い選手ですね.

Friday, June 13, 2014

クロアチア

ニコ・コヴァチが監督...,だけどスルナはまだ居るのね.

ネイマール

最初のカードも,最初の得点もネイマール.しかし,シュートの精度はさすがとしか言いようがない.

チェルシー、セスクの獲得を正式発表…5年契約、背番号4

うーん,複雑.まあアーセナルの現状を考えれば,中盤は余っているからなあ.

ブラジルW杯

始まってしまった.案の定,ブラジルが攻めて,クロアチアがカウンター狙いの展開.そして,ああ,マルセロやっちまった...なんてわかり易い.

Sunday, May 25, 2014

CL決勝

まあ面白かったが,内容としては凡戦のような...。

アトレティコはディエゴ・コスタが早々に退場,レアルはシャビ・アロンソが出場停止で,CR7も怪我で明らかの本調子ではない.両方とも飛車・角なしで将棋をやっているようなもので,試合の質はいまいち.とは言え,ディマリアとセルヒオ・ラモス,それにモドリッチの3人は素晴らしかったと思う.

Wednesday, May 07, 2014

実務家に大学院レベルのマクロ経済学をどうやって教えるか?

出向で2年間お世話になった財務省の研修とは,良かれ悪しかれなかなか縁がきれなくて,今年度はなぜか「上級マクロ」,すなわち学部ないしは大学院の修士で経済学を専攻した連中を相手の講義を担当させられたので,その感想を備忘録的に:

研修の担当者も,研修を受ける側の受ける若手の方も理解しているが,このレベルでマクロ経済学の授業は,特に教える側としては恐ろしく難しい.

理由その1(=技術的な理由)米国の大学院では,1年目の必修のマクロの授業の少なくとも2割,場所によっては半分近くを,動学的最適化の技術的なテクニックの習得に割く.それよりは大分ちょろい一橋でも,大学院の上級マクロは週2回1学期分の授業を二人の教員で担当し,そのうち一人は半分以上を動学最適化に割くことになる.ところがMOFの時間の割当てで,真面目に動学的最適化を教えようとすると,どんなに刈り込んでいっても全体の半分をそれに割り当てることになる.これにOLGなんか加えたら財政金融政策の話をする時間なんか皆無.  その一方で最近,財務省で海外の経済のPh.D.に行く若手は一年で0人~2人。海外留学組のうち恐らく半数以上が英国(LSE, Oxford, Cambridge, UCL等)の一年で終わる修士課程で,残りが米国のPublic PolicyかBusiness School.この状況で動学的最適化のテクニックを,クソ真面目に教える意義はあまりないし,そもそもPh.D.に行くつもりの奴は初めからある程度理解している.
 そういう訳で,今回は「2期間の異時点化最適化問題とオイラー方程式の導出と解釈を厳密にやって,infinite horizonの動学的最適化はその延長線上で軽く触れるに留める」というやり方にした.まあ頼んできた担当者も,「動学的最適化とDSGEの線形近似のみ」の上級マクロは役所では全く役に立たないということがかってきたというか、そういう詰め込み方をしても、結局受講者が全然理解できていないということが過去の経験の蓄積から分かってきたようだ。で,私のようなやり方をする人間の方が良いと判断して,上級マクロを振ってきたのだと理解している.

経済学部出身のキャリアに「マクロ経済学」を教えるのが難しい理由その2:
リーマン・ショック以降,私の専門のファイナンスもゴタゴタしてはいるが,マクロ経済学はそれとは較べものにならないほど混乱している.「グレート・モデレーションだから,ニューケインジアンのDSGEで金融政策をMatlabでちょちょっとやればグー」みたいなパラダイムは崩壊していて,じゃあ何をやればいいのと言われても,あんまし明確なコンセンサスは出てきていない.リーマンの前にPh.D.を取ったミクロ専門家とかが,訳知り顔で「米国のマクロはDSGE」なんて言うのは,ミスリーディングもいいところで本当に迷惑.
 最後の時間に受講者に「ではDSGEでなければ,どういうマクロを勉強するば良いのか」と聞かれたが,正直上手い答えは見つからなかったので、こういう回答をした:「行列を使った議論の展開を厳密に理解しなくても、計量経済学で何が問題になっているかは理解できるはずなので、DSGEに対してもそういうアプローチで良いのではないか.あとはRogoffやCaballeroのDSGEの問題点に対するコメントを読んでください.Rogoffの方がまだしもDSGEに好意的ですが,しかし二人の論点は共通しています」:

"A fair criticism is that because academic researchers place great emphasis on internal consistency, there is tendency to give far less rigorous attention to external consistency. (Rogoff)",
"current core—by which I mainly mean the so-called dynamic stochastic general equilibrium approach—has become so mesmerized with its own internal logic that it has begun to confuse the precision it has achieved about its own world with the precision that it has about the real one. (Caballero)"

http://scholar.harvard.edu/rogoff/publications/three-challenges-facing-modern-macroeconomics
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=1683617

Monday, April 28, 2014

STAP細胞問題

もう,どこから手をつけて良いのやらという感じで報道が過熱化しているが,個人的には日本の報道機関の科学報道に関する基礎体力のなさに今更ながらあきれているのが,一番の感想である.

小保方氏がまともだとは到底思えないが,世界を見渡せばSchön scandalとかヒト胚性幹細胞捏造事件とか,もっとひどい例は過去に幾らでもあった.ちゃんとした科学記者であれば,そういう過去の記録を一般の人々に重要な情報としてしっかり伝えるべきなのに,それを敢えてしないのか,そもそも能力がないのか...。まあ,経済(学)の報道関係者も,そういうのが大半ですが.結局最後は全部,池上彰さんにお願いしますなんていう状況になってしまっていて,少しはマズイとか悔しいとか感じないんだろうか.

GPIF問題

先週の日経の経済教室に載った,伊藤隆敏氏のGPIFに関する提言がかなり過激だったので,私のところにも「お前の師匠は何を考えているのだ」というお門違いのメールや書き込みがあった。伊藤さんの主張についてより詳しいのは,下記のBloombergの記事だが,私自身としてはこれを読んでもいま一つ良く分からなかったというのが正直な感想である。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N45Y1D6JTSF001.html

JGBを減らして株式保有を増やせというポートフォリオ配分の議論については,まあ方向性は理解できる.しかし,具体的な数字としてあげている配分水準の理由づけの前提となる情報・議論が,単純な海外との比較以外は何も示されていないので,これだけで賛成しろと言われても,ハイそうですかという訳には行かない.とは言え,フェルトシュタインも米国の年金を株式で運用した際の期待収益率については,恐ろしく楽観的な発言を長年に渡って繰り返しているので,世界的なレベルで言えば特に過激といえるほどの発言ではないだろう.

一方,GPIFのガバナンス改革についても,伊藤氏が何が最も本質的な問題だと考えているか,具体的にどこをどう改革すればよいと思っているかが,多分御本人がそう思い込んでいるほどには,他の人間・読者には伝わっていないし分かり易くない.とは言え,伊藤案(?)を批判する人達の議論も驚くほどナイーブなので,まったく説得力がない(例えば小幡氏のこれとか).

Tuesday, February 04, 2014

「STAP細胞」を巡る,「一部」の報道への違和感

「リケジョ」についてはわかりませんが,ここら辺の報道の仕方について
* リケジョ、小保方さんに続け ピンクの研究着に夢こめて
* キスでお目覚め「お姫様細胞」 小保方さん、幻の命名案
アカデミックな研究者という同業者としての違和感を書きます。

名前は忘れたが古株のサッカー・ジャーナリストが,日本代表の記者会見で「稲本くん」と呼びかけた若手記者に対し,「ちゃんと『稲本選手』と呼べ」と注意したという話を読んだことがあります。無暗に選手との仲の良さを強調したがる,あの『やっべちFC』の司会者でさえ,番組の中の最初の呼びかけでは,男女とも「香川選手」「川澄選手」と声をかけるのが普通です。
 ここでの報道の対象は、早稲田大学で博士号を取得していて,理研という国内の大半の大学を凌ぐ研究実績・研究環境を誇る研究所に属している研究者です。若かろうが女性だろうが,iPS細胞の山中教授と同じく立派なその道のプロです。したがって彼女の研究・仕事について報道するにあたり,「ユニットリーダー」という職名が長過ぎるのなら,小保方「博士」か「研究員」であって,やはり小保方「さん」はないでしょう。アカデミックな研究という世界での常識をある程度分かっている人間なら,やはりそこに,ある種の先入観・目論見が潜んでいると感じない方がおかしい。呼び方という,一番基本的なところで大きな違和感があるので,結局,その他の報道全体に違和感を感じざるを得なくなってしまいます。

また,この件に関する日経の報道は一貫して極めて穏当なものであるので,日本の報道機関全体の問題だとも思いません。日本の大手新聞の一部に,この種のことに極めてニブイ,残念な方たちがいるというのが実際のところだと思います。

PS. なお2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんは,東北大の学部卒で,その後,母校から名誉博士号を授与されたが,ノーベル賞受賞時も現在もあくまで普通の民間企業の会社員。だから「さん」か「氏」で良いし,そうとしか呼びようがない。

Monday, February 03, 2014

内閣府職員が変死、ゴムボートで漂流 韓国で消息絶つ

ネットでは妄想に近い憶測が飛び交っていますが、一応、短期間とはいえ霞ヶ関に身を置いた人間の感覚で言うと:

* 内閣府の経済社会総合研究所に所属の経済職
* ミネソタ大の(恐らく)経済のPh.D.に留学中だった
* 以下の菅長官の説明によると、自分から役所に申請して、許可を得て韓国の会議or学会に出席(=役所の指示で行った訳ではない)
http://www.asahi.com/articles/ASG233SB5G23UTFK001.html

ということだと、外交とか諜報活動とかいった話とはまったく無縁の立場だっとしか考えられない。つまり、1%くらいはとんでもない国際的謀略に巻き込まれた可能性がなくは無いですが、普通に考えれば、私事でトラブルに巻き込まれた、もしくはトラブルを引き起こしたと推測せざるを得ないのではないかと。

Thursday, January 30, 2014

経済セミナー2月・3月号

昨年12月、久保田先生(中央)・筒井先生(阪大)・大垣先生(慶應)のご協力を得て開催した、日本ファイナンス学会の特別研究観望会「2013年ノーベル経済学賞 ファーマ、ハンセン、シラー教授の資産価値の実証分析への貢献」の模様を掲載した『経済セミナー』の2・3月号が出版されました。
http://www.nippyo.co.jp/magazine/maga_keisemi.html

なお当日配布したが、紙幅の関係で『経セミ』では大幅にカットせざるを得なかった私の解説論文のフルバージョンも、ディスカッション・ペーパーとして発行しました。勉強熱心な学生さんは、こちらもぜひ。
http://www.ier.hit-u.ac.jp/Japanese/publication/DP2010-2014.html#1

Thursday, January 09, 2014

Favorite Music CDs in 2013

- Charles Lloyd / Jason Moran, Hagar's Song, ECM.
- Geri Allen, Grand River Crossings: Motown & Motor City Inspirations, Motéma Music.
- Dave Holland, Prism, Dare2 Records.
- Boz Scaggs, Memphis, Savoy Jazz.
- Janelle Monáe, The Electric Lady, Bad Boy.

Saturday, December 28, 2013

『政治の代償』

昨日で大学の行政の仕事は一段落したので、年賀状を書きつつ、しばらく前に買ってあったボブ・ウッドワードの「政治の代償 The Price of Politics」を1/3くらい読む。内容としては、いわゆる「財政の壁」問題を巡るオバマ大統領と野党共和党の間の、うんざりするような抗争(?)のドキュメンタリーである。まあ、おおよそのことは想像がついていたのだが、やはりオバマはそういう人で、オバマ政権というのはそういう根本的な問題を抱えていたのね、というのがよく分かる。清廉潔白で賢く、理想は高いが、頑固で人の言うことを聞かない人(オバマ)と、女たらしだが、同時に人たらしで政治的交渉・韜晦に長けた人(クリントン)、どちらが政治的リーダーとして有能かと言うと、経済問題が最大の政治問題であるような状況ではやはり後者だろう。(無論、オバマが黒人として初めて大統領になったことの歴史的意義は極めて大きいと思うが。)

なお、もう少し分析的な視点から、民主党vs共和党の政治経済学と米国政治の機能不全の問題について知りたいという方は、It's Even Worse Than It Look by Thomas E. Mann and Norman J. Ornsteinという本が優れています。

Wednesday, November 27, 2013

ファイナンス・経済学関係者向けのお知らせ

日本ファイナンス学会の研究観望会では、「ノーベル経済学賞2013年:ファーマ、ハンセン、シラー教授の資産価格の実証分析への貢献」と題した講演会を、来週12月3日(火)の夕方に一橋講堂で開催します。祝迫が露払いとして全体解説を行い、パネリストとして、それぞれ3人の受賞者と関係の深い、大垣昌夫慶應大学教授、久保田敬一中央大学教授、筒井義郎大阪大学教授を迎えます。

学会員以外の方も以下のWebから申し込めます(無料です)ので、みなさまはもちろん、興味のありそうな学生等を御存知でしたら知らせてあげてください:
http://www.nfa-net.jp/seminar_info.html?sid=26

締切は11月29日金です。

Wednesday, October 16, 2013

2013年ノーベル経済学賞: Fama, Hansen, Shiller

NYの証券会社にいるHarvard時代の同級生から、What do you think of the Nobel Prize in economics this year?というメールがあったので、それへの答え:

1. 三人ともノーベル賞に値すると思う。

2. しかしながら今回の賞の与え方は、大陸ヨーロッパの連中の、経済学とファイナンス業界における米国支配に対する、深遠な陰謀(?)という気がしなくもない。ノーベル賞委員会は、どこかの時点でFamaとHansenにあげなければならないとは思っていたのだろうが、同時に彼らが新古典派ファイナンスとハイテク数量ファイナンスが嫌いなことは容易に想像できる。(彼らは過去にもPrescottをKydlandと共同受賞にし、しかも受賞理由ではrules vs discretionの研究に焦点をあてることで、かなり意図的にRBCを軽視するように仕向けたと思う)。
 Shillerは確かに尊敬するけれど、他の2人の功績がShiller以下ということは決してない。しかしこの3人を並べてしまえば、一番分かりやすいのはShillerなので、メディアのスポットライトは彼に集中するだろう。それによって、一般の人々がFamaとHansenの業績の重要性を軽視する/理解する機会を逸するようなことになれば、非常に嘆かわしいことだ。しかし実際、日本での報道のされ方はそうなりつつある気がする。

もし私が勝手に選ぶことができたのであれば、Short listは以下のようになる:

1. Gene Fama and Steve Ross (perhaps add Mike Jensen) for their contributions in neoclassical finance.

2/3. Lars Hansen for his contributions to econometric methodology and financial econometrics.

2/3. Doug Diamond for his contributions in economics of banking.

4/5. Bob Shiller and Richard Thaler for their contributions in behavioral economics and behavioral finance.

4/5. Sanford Grossman and Pete Kyle for their contributions in analyses of financial markets with asymmetric information and market microstructure.

* もし一つの業績に対して与えられるという、自然科学の賞の与え方を踏襲するなら、Harrison and Krepsも含めるべきだろう。
* Duffie, Campbell, Shleiferといった人々は、あと10年・15年待っても良いだろう。

Wednesday, September 25, 2013

キングオブコント2013

個人的には天竺鼠が一番面白かったが,まあ優勝はかもめんたるでも構わないかな。いずれにせよ,去年のバイきんぐの方が圧倒的に良かったが。逆に,鬼々島がなぜ高得点だったのかは解せない。

Sunday, August 18, 2013

Things about Jazz

1. 山中千尋「ジャズのある風景」
かなり面白かった。ただ、ある程度聞き込んでいて、JAZZの歴史や様々なアーティスト(Paul Belyが誰で、ミュージック・コンクレートが何かとか)、またNYの街を知っている人でないと、面白さは半分くらいしか伝わらないかも知れない。

2. 週末、妻と一緒にBNへTerence Blanchardのライブを聴きに行く。CDは持っているがライブは初めてで、もの凄く好きなミュージシャンという訳ではなかったので、そこまで期待していた訳ではなかったのだが、始まってみたら恐ろしく良かった。やはりJAZZは、ライブを聴かないと本当の良さが分からない部分がどうしてもある。とにかくバンドメンバー全員がテクニックに秀でていて、なおかつそれぞれのキャラクターも際立っている(例外はベーシストで、21歳でジュリアードを卒業したてというのだから仕方ないが、それでも技術は恐ろしく確か)。あとで気づいたが、ピアノは今年の2月のNY出張の際にVillage Vanguardでトリオの演奏を聴いていて、それも結構良かった記憶がある。バンドのCDはこちら

Friday, August 02, 2013

Transfer Talk

ヴェンゲルが決まりかけていたイグアインを見送ってまで、スアレスに固執するのは意外だった。コンフェデで良かったし、バイエルンで余ってみたいだから、ルイス・グスタポを取ったらどうか?ところでドルトムントのフンメルスがバルサに行く話はどうなったの?

東アジアカップ:備忘録

とりあえずトップチームで使えそうなのは、柿谷◎、山口蛍○、豊田○、栗原○。あと川島が最近あまり(結構?)良くないので、キーパーは結構期待していたんだが、あまり強い印象を残した選手はいなかった。もう楢崎に帰ってきてもらったら?

Monday, July 22, 2013

The last music I downloaded

日米歌姫競演

Janelle Monáe - Tightrope (feat. Big Boi)
ウェリントンへの出張の帰りのNZ航空の機内でmusic videoを見てから、はまってしまった。

きゃりーぱみゅぱみゅ - にんじゃりばんばん & インベーダーインベーダー
こちらはもう定番か?

でもどちらも、アルバム全部downloadするところまではいかないんだよな...。

東アジア杯 日本 vs 中国

選挙速報は見る気も起きなかったので全部見てしまったが、うーんなんだか本当にドタバタした試合だった。まあ3-4日前に全員が集まった急造チームじゃしょうがないが、とにかく守備はもう少しどうにかならなかったのか。まあ気候も審判も、日本に味方しなかったことは確かでしょうが。

柿谷・工藤・高萩・金髪の方のボランチ(山口?)は、A代表レギュラー組の中でもう一回見てみたい。とはいえ、前の方は今のA代表のレギュラーの中に割り込むのはしんどいでしょうが...。

守備陣は...別に吉田麻也・今野をそんなにむちゃくちゃ高く買っている訳ではないんだが、昨日の槙野・栗原じゃどうにもならんよな。

Monday, June 24, 2013

Will there be a crisis in JGB market?

I was preparing a graph of recent long-term interest rate movements for my conference presentation in NZ. So I picked up the episodes of the sharp increase in the long-term interest rates in recent years. The following numbers and the picture of long-term Japanese government bond (JGB) rates are based on the Nikkei JGB index for seven to eleven year maturities:

- 0.550% in six days from Nov to Dec 1998
- 0.234% in seven days in June 2003 (so called “VAR shock”)
- 0.685% in 8 days in August 2003
- 0.388% for 14 days in April 2008

The interest rate surge in last month, May 2013, was 0.290% in six days or 0.353% in 10 days. Therefore, it was not particularly large as a rise in one week. The rise in April 2008 was even larger for the change over two week period. Given the fact that the long-term JGB rate had gone down for nearly 0.3% in the first three months of 2013, there is no surprising at all to see the increase of this magnitude in the long-term JGB yield.

Fussing about a potential crisis in JGB market in current market environment is ridiculous, but that is exactly some media and pseudo economists on web are doing right now. Japanese government and the Bank of Japan also reacted too seriously to all those nonsense by making rather pathetic comments such that “we are committed to keep the interest rate low and stable.” They should have instead said “We don’t worry. Within the expected range.” Things has becomes unnecessarily complicated because authorities reacted unnecessarily nervously.

Tuesday, June 18, 2013

ドバイ妻?

テレビを見ていたら、倉沢淳美(わらべ)が結婚してドバイ在住? どこぞの御曹司と結婚して名古屋に住んでいるのではなかったのか? 離婚したのか?と思ってよく考えたら、それは斉藤満喜子(うしろ髪ひかれ隊)だった。そういう私は、当時は生稲晃子派。

Austerity

Austerity.最近、経済関係の英語の文献(学術雑誌ではない)でよく見るようになった単語である。直訳すれば「厳格」「簡素」「緊縮経済」となるが、ニュアンス的には「厳格主義」「清貧主義」「我慢主義」とでもいったところだろうか。英国のCameron首相あたりがよく使っていて、思想的なバックボーンとしては経済学者で言えばHayekあたりだろう。 Milton Friedmanのような楽天的な自由主義とは若干異なっている。

Sunday, June 16, 2013

コンフェデ ブラジル戦(続きの続き)

しかしみなさん、今回の敗戦に関しては辛口ですね。試合は見てないけど、今回のブラジルは直前にフランスを同じ3ー0のスコアで破っている訳で、W杯まであと一年、問題点をいま炙り出せたという意味では、得るものは大きかったのではないでしょうか? だいたい相手がブラジル・イタリア・メキシコなんて、W杯でもあまり可能性のない厳しい予選グループで、客観的には1分2敗というのが妥当な予想ではないかと。

コンフェデ ブラジル戦(続き)

日本チームは今回、移動してすぐだったので、やはり数名はコンディション的に厳しかったような気がする(遠藤、長友、途中から本田も)。1点目はネイマールを褒めるしかないし、3点目は前掛かりで行っていた試合最後のカウンターだったので、まあ責めるのは酷かもしれない。だが2点目は川島がセーブできたのでは? まあザック自身が、コンフェデのあとは仕切り直しだと行っているので、しばらく様子を見ましょう。

コンフェデ ブラジル戦

不調だったはずなのに、いきなりネイマール。まあこれは相手を褒めるしかないかと...。

Monday, June 10, 2013

ルーニーが2度目の植毛 9時間の“大手術”と英紙

なぜそこまでの選手が、そこまで毛髪に拘るのか? というか、マンU出るのか出ないのか決める方が重要だろうが. まあ、結局残るんだと思いますが...

Wednesday, June 05, 2013

W杯最終予選オーストラリア戦

もう少し早く点をとって決めてしまえば楽だったのにと思う半面、相手が相手なので、負けずにW杯行きが決まっただけでも良しとすべきなのかもしれない.栗原を入れて長友を前に上げた交代は、監督の意図は良く分かるし、選手もちゃんと分かっているのだろうがのだが、あれをやるとだいたい日本代表は下手をこくと相場が決まっている.とは言え、セオリーとしてはザックの采配は間違っていないので、あそこで上手く・素早く調整しきれないというのは、現在の日本代表の成熟がまだ足りないということかもしれない。

それと幾らなんでもメンバーが固定し過ぎのきらいはあるので、特にFW前田・MF遠藤のところで、二人の地位を脅かすような存在が出てきて欲しい.

ところで解説を何となく聞いていると、松木とゴンちゃんの区別がつかん.まあちゃんと聞くと、まともなことを言っているのはゴンの方なのだが.

Sunday, June 02, 2013

債券価格と金利

実務家・研究者にとってはあたりまえのことだが、国債の価格と金利は常に逆方向に動く.しかし金融に興味のない一般の人達や、経済学部でも学部の1・2年生にとってはこのことは自明とは言えないので、注意深く説明する必要がある.以下のハフィントン・ポストの記事はそれを丁寧にやろうとして、結果として逆に話をややこしくしてしまっている:

アベノミクスの副作用で住宅ローン金利が上昇?日銀の質的・量的緩和が原因か
"これらの政策により、日銀が国債を買い入れる→市中に出回る国債の量が減る→国債の価格が上がる→国債の利率は変わらないので国債利回りが悪くなる→金利が下がるというふうになるだろうということが予想されていた。"
"日銀の思惑とは逆に、国債を売る→国債が出まわるため国債の価格が下がる→国債の利率は変わらないので国債利回りが上がる→そのため、金利も上がるという動きになった。"

まず割引債(ゼロクーポン債)を想定して議論をすればいいので、「国債の利率は変わらないので...」というくだりは説明を不必要にややこしくしているだけである.加えて、もしあえてこの文章を入れるなら、まず「利率」と「利回り」の違いを説明しておかなければならない.また日銀が「国債価格を上げるため=金利を下げるため」に、国債の買い入れを行っているのは自明のことである。したがって本当に説明しなければならないのは、(1)定義から債券価格と金利(利回り)が常に逆に動くことと、(2)あえて言えば、金融資産に対する需給の関係から「日銀が国債買い入れを増やすと同じ値段なら民間部門への供給が不足するので、国債価格は上昇せざるを得ない」という点であろう.それ以外の部分は特に問題のない記事だったのだが、上記の解説部分だけが妙に引っかかったので、少しコメントしてみました。

Tuesday, May 28, 2013

中央線での移動

昨日はTiroleの名誉博士号授与式典と記念講演会の後、研究会で夕方から発表するために都心に向かう。念のために1時間以上余裕を見て電車に乗ったのだが、御茶ノ水に着いたところで、四ツ谷駅で後続の電車で人身事故が起きたとのアナウンスが入り、結局、最後は神田まで行って山手線に乗り換えて、最終目的地の有楽町に着いた。まあそれでも研究会開始まで小一時間、十分に時間的余裕はあったのだが、中央線での移動はいつどこでスタックするのか分からないのでまったく困りものである。
幸い今回は、小学生が携帯電話を見ながら歩いていて線路に落ちたが大きな怪我もなかったとニュースで言っていたので、まあ後味が良くないということが無くてよかったけれど。

Thursday, May 09, 2013

マンU ファーガソン退任、後任はモイーズ?

1.モイーズ? ルーニーとの関係は?

2.71歳で引退は、激務であることを考えればまあ妥当だろう。それを考えると、どこぞの国の中銀の総裁と副総裁が、68歳と70歳で就任というのはやっぱりなんだかねえ...。

Saturday, April 20, 2013

Boston Marathon bombings

爆発があったCopley Squareは、Harvrad時代に何度も行ったことある場所だし,その後はAndrew Loの授業をとりに通ったMITで警官が射殺.最後はレッドライン沿いに郊外に向かったWatertownで(まあ地下鉄で逃げた訳ではないでしょうが)銃撃戦で犯人の一人が射殺され,ついさっきもう一人の弟の方も逮捕された模様(重傷).なんか知った場所が次から次へと出てきてびっくりしまくりだったが,最後に警察がtwitterで犯人逮捕をつぶやいたのにも驚いた.

Saturday, April 06, 2013

Obituary: Roger Ebert

From Roger Ebert's Journal
留学中に"Siskel & Ebert"を毎週見てました。彼の個々の映画に対する評価に100%賛成・納得するものではないですが,彼を通じて実にいろんな映画を知ったという意味では,非常に大きな影響を受けた人でした。私の書評のスタイルにも,気づかないところで彼の映画評の影響があるのかもしれません。

Thursday, April 04, 2013

The Next Day

確かに良くできたアルバムなのだが,Scary Monstersやベスト盤ChangesBowieでのDavid Bowieに長い間慣れ親しんできた,心酔してきた人間にとっては,"the greatest comeback album in rock'n'roll history"とか言われると,それはちょっと大袈裟ではないかと。

年代的には,リアルタイムでDavid Bowieに接したのはLet's Danceが最初なのだが,いま振り返ってみるとこのアルバムはシングルの三曲(Let's Dance; China Girl; Modern Love)だけが異様にクオリティが高くて,あとの曲はどうでも良い。というか,どんな曲だったか思いだすことすらできない。その後に続くアルバム二枚は発売直後に買って,どちらにも痛く失望させられたので,結局その後の新譜は一切買わなくなり,70年代のアルバムを一生懸命聞くようになった。Tin Machineもピンと来なかったし。レビューでは,1990年代中盤以降のアルバムはそこそこ評価が高いようなのだが...。

The Next DayはLet's Dance以後ではベストの出来だと思うが,ここまで評価が高いのは,本人の健康問題等によるDavid Bowie的なものの長き不在が,結局いちばん大きく影響しているように思う。まあ自分で選んだ道とは言え,彼のようにスタイルを変化させ続けることをアーティスティックな存在意義の重要な部分としてきた人にとって,年齢を重ねても創造性が衰えていないように聴衆に感じさせるのは困難なことであるのは間違いない。一方,ある時期まではBowieと同じように変化し続けていたが,80年代中盤以降は自分のスタイルを変えなくなり,マンネリを通り越して,いまや一つの伝統芸を確立した感のあるBryan Ferryの方が,アーティストの生き方としては楽かねえ。と言いつつ,自分が新譜を待ちわびるのは実はBryan Ferryの方なのだが。

忘れ物

読んでいたマンガを電車に忘れそうになって,慌てて戻り,目的地で降り損ねた。よりによって読んでいたのが「アザゼルさん」で,しかも名前入りの歯医者の領収書が挟まっていたので危ないところであった。
(という話をブログでで書いて良いのか?)

Friday, March 22, 2013

米国国務長官

少し前の話になるが,私が大学院生時代にマサチューセッツの上院議員だったJohn Kellyが,ヒラリーの後の国務長官になった。どうもAlbright以降の米国の外交トップは,エレガントないかにも外交官ぽい人はならなくなってしまった。政治の問題としてはそれが悪いという訳ではまったくないのだが,Warren ChristopherなんてまさにWell Dressed Manという感じだったので,いかにも米国政治家という感じの垢抜けないKellyだとなんとなく違和感が...。

卒業式の式辞

大学の役職の都合で久々に出たけれど,まあこんなものかなあ.日本の大学文化では,学長の式辞を面白くしろというのが無理か.ちなみにHarvardの今年の卒業式のスピーカーは,Oprah Winfreyだそうです。私が卒業した時はMadeleine Albright.

Argo

観覧車とジェットコースターの面白さを比べるようなもので,ある意味比較しようもないのだが,二年前のアカデミー受賞作の「英国王のスピーチ」に負けず劣らず面白い映画だった。もうDVDが出たようだけど,まだ若干上映中の映画館はあるので,見てない方はBig Screenでぜひ。

Tuesday, March 12, 2013

「国債暴落」?

シンクタンクの活動報告書として、財政危機と日本国債の今後に関する長期的な見通しについてシナリオ分析を行ったものが本の一部として出版されました。

Sunday, February 24, 2013

『リフレはヤバい』

ある御大から、中年のおじさんの用語法では「リフレはよろしくない」であり、今どきのギャルなら「リフレは素晴らしい」になるが、この著者はどっちの意味で用いているのだ?というコメントがあった。

本の中身はさておき、国語的考察だけからでも、後者はほぼ有りえない。若者の用法で賛意を示しているなら、「リフレがヤバい」もしくは「リフレやばい」になるはずである。若者言葉の「×××がヤバい」というのは、反語ではなく大胆な省略であり、元の文章は「×××(に夢中で私)がヤバい(状態)」ということになる。なので、×××は自分が夢中になっている流行や恋愛・崇拝の対象であり、例えば現在の私の状況を言うなら「Angry Birdがヤバイ」ということになる。

本の中身? いや、まだ読んでないので...。

Thursday, January 24, 2013

減額前に駆け込み退職 埼玉の教員100人超

「埼玉県が2月から職員の退職手当を引き下げるのを前に、3月末で定年退職を迎える教員100人以上が1月末での退職を申し出ている」

エコノミストの立場から言えば,こんな事態を引き起こした責任は99%県側にあります。誰かこの知事に「インセンティブ」という言葉の解説をしてあげてください。

Monday, January 21, 2013

New Buys of Old CDs

最近は本当にCDが安くなったので,昨年はいろんなアーティストの古いCDを買ってました。特に素晴らしかったのは:

- David Sylvian, Classic Albums (Brilliant Trees + Secret of the Beehive), EMI.
- 持っていなかった1970年代のSteely DanのAlbum, Can't Buy a Thrill + Katy Lied + Countdown to Ecstacy + Royal Scam, MCA.
- The The, Mind Bomb + Dusk, Sbme Special Mkts.

Favorite Music CDs in 2012

- Jack White, Blunderbuss, Third Man Records
- Brad Mehldau Trio, Ode, Nonesuch
- Robert Glasper, In My Element, Blue Note Records
- Faure: Requiem and Franck: Symphony in D Minor, Philippe Herreweghe + Collegium Vocale + Orchestre des Champs Elysees, Harmonia Mundi Fr.
- 森高千里, The Singles, ワーナーミュージック・ジャパン

次点
- Joni Mitchell, Studio Albums 1968-79, Warner.
- Brad Mehldau Trio, Art of the Trio Recordings: 1996-20, Nonesuch.