Monday, April 07, 2008

ちなみに

経済学者でもブログを持っている人はいくらでもいますが,アメリカでも日本でも,毎日のように定期的に更新している学者は,実は本業の方は現在進行形ではあまり活発ではありません.

*いまやテキストブック・ライターとしての方が有名になってしまったハーバードのマクロ経済学者.
*ノーベル賞確実とは言われるが最近はコラムニストとしての方が名前を見るプリンストンの国際貿易の専門家.
*今はバークレーにいる,私がハーバードで習ったマクロ経済史の専門家(ブログでの書評をするのが趣味みたい).

といっても,ここらへんは過去に優れた業績を上げた人たちですが...

研究者ですらこうなんだから,大学院生でブログなんか毎日書くやつは,ロクなもんじゃないですね.

ブログの更新について質問されたので...

ブログを読んでもらうためには,毎日更新するのが鉄則ですが,基本的にここは私のチラシの裏ですので.自分が気が向いた時しか更新しません.で,更新の頻度が多い時期というのは,研究以外の仕事が中途半端に忙しい時です.本当に雑用が忙しい時は,書き込む時間的余裕がありません.逆に,雑用がなく研究時間がたっぷりあるときは,そちらに没頭しているので,やはりブログに時間は割きません.3月の終わりから二週間ほど,雑事から解放されて研究に時間を費やしていたので書き込みませんでしたが,今日は朝から会議,打合せ,重要連絡のメール発信,最後は大学院の新歓パーティーで,まともに研究の時間がとれませんでした.なので,研究室を出て帰宅する前に書き込みしています.

大学の建物

週末,妻に付き合って国立新美術館に出向き,モディリアーニ展を見る.ついでに隣にある政策研究大学院大学の建物を初めて間近で見て,怒りを覚える.私のいる一橋の経済研究所なんて,いまだに耐震補強工事をしてくれないので,少し大きい地震がきたら,私は階上から降ってくる大量のロシア語の本に埋もれて圧死が間違いないというのに.なんで教員の半分が官僚の天下りの大学のために,こんなオサレナ校舎を六本木に作っとんねん.かと思えば,文科省の元施設企画部長が汚職で逮捕されるし.まったくハコものを作る優先順位くらいちゃんと考えろ.