Monday, December 29, 2014

2013年度の家計貯蓄率はマイナス

2013年度の家計貯蓄率がマイナスになったとニュースで騒いでいるので、簡単なグラフを作ってみた。「貯蓄=所得―消費」なので貯蓄率の低下は、所得以上に消費が伸びるか、所得が減っているのに消費が減らない(=減らせない)のどちらかによって起こる。家計貯蓄率は2000・01年にも大きく低下しているのだが、その時は所得が大きく減ったため、今回は消費が増えたためであることが分かる。消費が増えた理由がすべて消費増税前の駆け込み需要で説明されるのか、それとも家計が将来の所得増を見込んでいる影響が多少はあるのかは、もう少し新しいデータが利用可能にならないと分からない。