Thursday, August 16, 2012

ファン・ペルシの移籍がクラブ間合意

「アーセナル→マンU」で決まり.アーセナル・ファンとしては(マンCの次に)行って欲しくなかったチームだけど,もともと怪我が多い選手だし年齢も年齢なので,良い値段で売却できたのだとすれば,まあしょうがない.香川にとっては若干,迷惑な話ではあるが....

これでマンUのべルバトフ売却は決定的.アーセナルの方は,今年の移籍市場は既にかなり買い越しなので,夏にまだ動くとしたら中盤の底かSBだろう.

Sunday, August 12, 2012

男子サッカー決勝: ブラジル vs メキシコ

結局,最後まで見たけど,恐らく得るモノがあったとすれば,実は昔から言われていることではあるが,メキシコ代表の老獪さから日本が学ぶべき点は多いということか.

ブラジルについては,とりあえずOA枠のフッキとチアゴ・シウヴァ,あとはちょっと出入りが激しい部分があったがマルセロも,まあ納得.あたりまえだが.レアンドロ・ダミアン,ネイマールは,この試合ではいま一つ良さが分からなかった.逆にマンUのラファエルは,あれじゃ将来のセレソンのSBとしては完全にoutだろ.

しかしメキシコのOribe Peraltaは,地味だけど確実・老獪でいいFWだねえ.日本には,本当にいないタイプだけど.

メダルと国の発展段階

日本の金メダルは女子ばかりと言っていたら,男子ボクシングが金メダルを取ってくれた.バンニャイ.

ところでメダルの数は金・銀は同じはずで,銅は柔道やレスリングのような敗者復活戦のある競技があるので,それよりは若干多くなる.日本は金6,銀14,銅17で,メダル総数で今日時点で第6位.ちなみに第5位は金11,銀19,銅14のドイツで,第7位は7,16,12の豪州である.

開催競技の選択そのものに大きな影響力を持つアメリカ,自国開催の英国を除くと,日独豪と対象的なのが中国・韓国で,特に韓国のメダル獲得は13,7,7と金に大きく偏っている.これは国威発揚のために産業政策的にスポーツ振興策に政府が介入するキャッチアップ段階の国と,民間の裁量に任せる部分の大きい成熟国の違いだろう.独について言うと,冷戦時代の特に東独は前者の色彩が強かったけれど,今ではスポーツ振興策も民間がメインであり,結果としてメダル獲得数の状況も日本と大して変わらなくなってきていると推測される.

もし日本がもっと金メダル数を増やしたいのなら,政府が積極的に予算を傾斜配分すればよいはずだが,もはや競技をやる選手の側の状況がそれを許さないだろう.今後のオリンピックでも,ありとあらゆる種目に日本人がエントリーし,しかしメダルを取れる人間は相対的に少ないという状況が続いて行くのではないか.人々は自分がどうしても好きな競技をやり,結果としてその延長線上にメダルがあれば良いのであると考える.エコノミークラスでロンドンに行き,ビジネスで帰ってくる,なでしこJAPANの選手達がその一番良い例である.日本選手がメダルが取れなくても,日本のマラソン人口が減ることはないだろう.そして国が成熟していく中で,それ自体は間違った方向性であるとは思わない.