Tuesday, October 11, 2011

タジキスタン vs 日本

ベトナム戦が,思い切り塩っぱかっただけにどうなるかと思ったら,家に着いてテレビをつけた時点で2点差.後半の10分過ぎには,もうまともな試合という感じではなくなっていた.ここまで楽勝というのは詰まらないが,香川に復活の兆しが見えたので良しとするか.

BSの解説は岡田武史・福西なのだが,岡田がリラックスしまくって,しょうもないジョークを飛ばして,饒舌なことこの上なし.やっぱりW杯の時は,本当に切羽詰まってたんだろうなと思う.とは言え,好々爺になるのはまだ早いので,もういっぺんくらい,クラブの監督をやって欲しいと思うのだが.

ノーベル経済学賞をトーマス・サージェント教授とクリストファー・シムズ教授の2人に授与

日経の座談会でHausmanかPeter Phillipsと言っておいて,見事に外したので,多少言い訳.

極めて妥当な人選なのだが,いま敢えて,この二人を選んだ理由は次のように読み解くことができるだろう.まず2006年のフェルプス以来,しばらくマクロ経済学の受賞者が出ていなかったということ.第二に,ではマクロの研究者に与えるとして,このご時世,数多くいる候補者の中で政策に直結するような言動をしそうにもないのが,この二人だったということ.確かに実証分析に関する貢献が二人の受賞理由に挙げられてはいるが,どちらかというと方法論・テクニックの開発と洗練に貢献のあった人達だし,そもそも彼らの論文の内容の要約を聞いて,一般の人々がああそうなのかというふうに納得するような分かりやすい研究はしていない.なので「ユーロ圏の危機」についてとか,「アメリカの財政赤字の現状」について記者に意見を求められても,答えは返ってはくるだろうが,一般人が簡単に理解できる答えにはならならないだろう.ということは,政策に直結する言動はしないというのと同じことなのだ.

気が早いが,私の来年のbetは,今年と同じでHausman(+雨宮)かPhillips.

マクロで次にもらうのは恐らくRobert Barroで,その次がBob HallとJohn Taylor.