Thursday, March 13, 2008

Thriller, 25th Anniversary Edition

今聞いても完全無欠,完璧なpop albumだ.それ以外に表現のしようがない.しかしマイケルといい三浦和義といい,25年後にこんなことになっているとは...

Wednesday, March 12, 2008

武藤、伊藤不同意、 白川同意

予想どおりといえばそれまでだが、単なる政治ゲームで、日本経済にとっては何一つ良いことのない出来事だ。長期的には民主党(特にハトぽっぽ)が、かなり決定的に経済界から信頼を失ったことは間違いない。

福田首相にはまだ一縷の望みを持っているが、組閣の際に一番の重要ポストに入れるべきでない人を入れたツケは回ってきている。

Monday, March 10, 2008

日銀総裁・副総裁候補の人事案を巡って

総裁:武藤  副総裁:白川,伊藤

我が師匠のことはさて置くとして,3人セットで考えるなら,人事案としてはかなり良い線だと思う.「総裁:武藤,副総裁:白川」の名前が挙がった時点で,岩田氏を残すというのでも無い限り,二人目の副総裁に他の誰を持ってきても,政策的にちょっと日銀内部の保守路線の色が強すぎるということになってしまったと思う.

もう一つは,単に自民党内の根回しゴロゴロで人事案を決めたのなら,よりによって我が師,伊藤隆敏の名前が出てくることは無かっただろうという点である.一般的にはさほど目立ってないかもしれないが,最近も政府系ファンドやら,航空の外資規制やら,頼まれもしないのにいろんな所でガオガオ吠えまくっていた.それが彼の存在意義だし,行動パターンは私が学生の頃からまったく変わっていない.しかし,経済財政諮問会議に関わるようになって以降,それを煙たがる周囲の声は,私の耳にすらかなり入ってきていた.それを敢えて副総裁候補に選んだんだから,パソコン画面の前で「うそぉー」と叫んでしまった.ということは,妥協の産物というよりは,首相とその周辺がある程度ちゃんと考えて選んだということなのだろう.

私は福田首相という人物を,まだいま一つ測りかねている.確かに就任からこっち,現政権には失望させられることばかり多い.しかし状況が状況なだけに,彼に他に何ができただろうと考えざるを得ない部分もある.今回敢えて正面突破で武藤氏を候補に据えたこの人事案を出してきたことで,日銀総裁選びと暫定税率の問題を上手く乗り切れば,4月以降,ひょっとして本格的にリーダーシップを発揮してくれるのではないかという,淡い望みを抱いてしまったことは確かである.

我が師に関しては,本人は喜んでいるのだろうし,何はともあれ御武運をというしかない.

ヒラリー・クリントン vs オバマ

この争いは極めて大雑把に言うと

 ヒラリー支持:ヒスパニック,(中年以上の)女性
 オバマ支持:黒人,若者の全般

という分類になる.オバサンと若者が仲が悪いかどうかはさておき,黒人とヒスパニックは,まあ仲が悪いと言ってしまって良いのかも知れない.もう一つ重要なのは,民主党の中にすら(傲慢だという理由で)ヒラリーを嫌いだという層が一定数いるという点である.

オバマが民主党の候補者選びに勝ったときに問題となるのは,

1.年末の大統領選挙まで時間が空くので,今のオバマ・フィーバーは続かない可能性が高い.
2.副大統領候補を誰にするか?
3.オバマ自身の政策手腕(特に経済関係)が全くの未知数であること.

の三点である.2も3も重要だが,これらの点は最終的にはすべて1の問題に帰着する.

民主党が鉄板で大統領選に勝つ方法は,大統領候補ヒラリー・副大統領候補オバマの組み合わせで,これなら共和党候補が誰であっても勝てただろう.このまま行くと民主党の候補者選びはオバマが勝つのだろうが,その場合,副大統領候補にヒラリーを据えるのは難しい.したがって今のままなら,私は最終的には共和党のマケインが大統領になると思う.