Saturday, April 06, 2013

Obituary: Roger Ebert

From Roger Ebert's Journal
留学中に"Siskel & Ebert"を毎週見てました。彼の個々の映画に対する評価に100%賛成・納得するものではないですが,彼を通じて実にいろんな映画を知ったという意味では,非常に大きな影響を受けた人でした。私の書評のスタイルにも,気づかないところで彼の映画評の影響があるのかもしれません。

Thursday, April 04, 2013

The Next Day

確かに良くできたアルバムなのだが,Scary Monstersやベスト盤ChangesBowieでのDavid Bowieに長い間慣れ親しんできた,心酔してきた人間にとっては,"the greatest comeback album in rock'n'roll history"とか言われると,それはちょっと大袈裟ではないかと。

年代的には,リアルタイムでDavid Bowieに接したのはLet's Danceが最初なのだが,いま振り返ってみるとこのアルバムはシングルの三曲(Let's Dance; China Girl; Modern Love)だけが異様にクオリティが高くて,あとの曲はどうでも良い。というか,どんな曲だったか思いだすことすらできない。その後に続くアルバム二枚は発売直後に買って,どちらにも痛く失望させられたので,結局その後の新譜は一切買わなくなり,70年代のアルバムを一生懸命聞くようになった。Tin Machineもピンと来なかったし。レビューでは,1990年代中盤以降のアルバムはそこそこ評価が高いようなのだが...。

The Next DayはLet's Dance以後ではベストの出来だと思うが,ここまで評価が高いのは,本人の健康問題等によるDavid Bowie的なものの長き不在が,結局いちばん大きく影響しているように思う。まあ自分で選んだ道とは言え,彼のようにスタイルを変化させ続けることをアーティスティックな存在意義の重要な部分としてきた人にとって,年齢を重ねても創造性が衰えていないように聴衆に感じさせるのは困難なことであるのは間違いない。一方,ある時期まではBowieと同じように変化し続けていたが,80年代中盤以降は自分のスタイルを変えなくなり,マンネリを通り越して,いまや一つの伝統芸を確立した感のあるBryan Ferryの方が,アーティストの生き方としては楽かねえ。と言いつつ,自分が新譜を待ちわびるのは実はBryan Ferryの方なのだが。

忘れ物

読んでいたマンガを電車に忘れそうになって,慌てて戻り,目的地で降り損ねた。よりによって読んでいたのが「アザゼルさん」で,しかも名前入りの歯医者の領収書が挟まっていたので危ないところであった。
(という話をブログでで書いて良いのか?)