Tuesday, May 31, 2011

CL決勝

バルセロナとメッシを讃える声ばかりだが,そういう問題ではないのではないかと...。

ファーガソンが上手くチーム・コンディションを持って行って,プレミアのタイトルを取ったとはいえ,今シーズンのマンUは,2年前の決勝の時と比べても見劣りしていた。スコールズとファンデルサールという偉大な二人のプレーヤーがCL決勝を最後に引退し,ベルバトフも移籍がほぼ確実なことを考えると,今のマンUは大きな世代交代期にあり,そのことはファーガソン自身が良く知っていたに違いない。今のプレミア勢は,チェルシーも世代交代が始まっているし,アーセナルはアンリ退団以降は常に世代交代中みたいなものだ。インテルはモウリーニョ後の立て直し中で,レアルはモウリーニョ帝国の建築中。結局,バルサが強かったというよりも,今シーズンは他のヨーロッパの強豪チームのほとんどがtransition periodにあった感が強い。

逆にバルサは今年を最後の頂点として,シャビや,特にプジョルは選手としては下り坂に入って行く年齢であるし,ビジャももう決して若くはない。メッシとイニエスタはチームの核として残るにしても,中盤と守備の要の世代交代は3年後には避けられないだろう。

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