良い方に予想を裏切って欲しいと思っていたが,まあなんと言うか,結局予想通りになってしまった.まあいろいろ感想はあるけど,幾つか重要だと思うことだけ:
*年齢的に,この大会が日本の黄金世代のベストの時期と重なると言われていたが,事後的に見ると,少なくとも中田英と小野については,最盛期は前回のW杯だったと言わざるを得ない.
*加地と駒野との差は明白だった.加地についてだけは,ジーコの慧眼を認めざるを得ない.
*予選グループ最終戦でのネドベドと中田英は,ともに崖っぷちに立っても調子の上がらないチームの中で孤軍奮闘していた.しかし両者の間には「スピード」という面でかなりハッキリとした差があった.それはまたジーコの作ったチーム中盤全体に関して,欠けていることが初めからハッキリしていたものだと思う.正直,中村キノコをチームの中心に据えることについて納得したことはタダの一度もなかったが,もしどうしてもそうするなら,前への突破のスピードがある選手を何人か周りに配することをするべきだった.その場合,福西よりは稲本だし,左サイドも三都主以外の人選があり得たはず.
*川口とキノコについては,共に素晴らしい素質を持った選手ではあるが,ハッキリとした欠点を持った選手であることを認識するべきだ.川口がスーパーセーブを連発したからといって,ハイボールの処理という彼の欠点が消えてなくなるわけではない.オーストラリアに同点に追いつかれたシーンは,間違いなくキーパーのミスであり,川口の欠点が如実に出たシーンだった.
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