ハーバード大学が,問題発言その他で辞任したサマーズの後任の学長として, ドリュー・ファウスト(Drew G. Faust)という歴史学者を選出した.http://www.news.harvard.edu/gazette/2007/02.15/99-president.html
開学以来の初めての女性学長である.ファウストは,Bryn Mawr College という女子大の学部を卒業後,ペンシルバニア大学で修士号と博士号を取得し,その後ずっとペンシルバニア大学で教鞭をとっていた.2001年にラドクリフ・インスティチュートに移り現在に至る.
ちなみにラドクリフ・インスティチュートの前身は,ラドクリフ・カレッジであり,大分以前から事実上ハーバード大学の一部になっていた女子大である.1999年にラドクリフ・カレッジは,正式にハーバード大学の一部になった.ラドクリフ・カレッジの卒業生には,SF作家のル・グウィン(「ゲド戦記」シリーズで有名),歌手のボニー・レイットなどがいる.また,小説/映画「ある愛の詩」で,白血病で死んでしまうヒロインはラドクリフ・カレッジで,男の方はハーバードの学部生である.
さらにちなみに,私が留学した最初の2年間住んでいたのは,ラドクリフ・カレッジの寮であった.この寮には,ハーバードのEducation Schoolの女の子がたくさんいるので,朝食・夕食時に食堂でおしゃべりするのが楽しく,英語が上手くなる.と言って,ラドクリフ・カレッジの寮に入ることを強く私に勧めたのは,当事の指導教官である,現在,某国の経済財政諮問会議の委員である東大教授であることはあまり知られていない.
Friday, February 16, 2007
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