Monday, February 12, 2007

不都合な真実 / An Inconvenient Truth (映画)

連休の中日,奥さんと日比谷に,アル・ゴアの話題の環境問題映画を見に行った.なんと満席で,隣同士の席を押さえられず,私は最前列の一番端で見る羽目に.みなさんまったく熱心だこと.
 この映画についてのWeb上の世評を見ると,むやみやたらに絶賛したり,逆につまらない教育ビデオだと腐したりと,反応が両極端に分かれている.そういう訳であまり期待してもいなかったが,恐れていたほど詰まらなくもなかった.結局やはり,ゴアはアメリカの政治家だし,彼のメッセージはなんと言っても,環境問題における世界最大の問題児であるアメリカの,自国民に向けられている.ゴアは世界を行脚して回ってはいるが,同時に地球温暖化問題に関しては,自国(と中国)が問題解決の決定的な鍵を握っていることを客観的に指摘しており,そこはまったく間違っていない.まあ,やはり全体として言えば,あの国の人たちは決定的に認識不足なのですよ.少しひねくれているかもしれませんが,そういう見方をすれば,そこそこ楽しめる映画だとは思います.

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