Thursday, April 12, 2012

ジェイヌードより

学内会議の合間に,カフェインを補給するために抜け出したカフェにあったフリーペーパーに載っていたエッセーに,こんなことが書かれていた:
「最近『若者いじめ』という言葉を耳にする。公務員の新規採用の6割削減。経費節減のしわ寄せが若者を直撃した形だ。...」(テレビ朝日アナウンサー大木優紀のあしたはどんな風が吹く?)

ええその通りです。経費節減するなら新規採用削減は3割に抑えて,代わりに(天下り規制によって役所内に余りまくっている)50歳以上の管理職の給与を3割カットした方が良いです。なぜそうならないかというと,公務員は重要な民主党の支持基盤だからです。「新規採用の6割削減」というのは,インサイダーである現役の役人に,目一杯,気兼ねした場当たり的な政策であって,長期的には民主党の若年層の支持に壊滅的な打撃を与えるだけです。そんなことが,わからないほど民主党の幹部達は阿呆なのでしょうか?

政党が支持団体・層の影響を受けない訳はないので,民主党は公務員改革をやりますなどという中途半端なポーズなんかさっさと捨てて,消費税引き上げ/財政再建・TPP推進といった,自分たちができることを一生懸命にやればいいのです。別に民主党だけを批判するつもりはありません。農村に支持基盤がある自民党は,逆にTPP推進や農政改革なんかできないんですから。

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