Monday, September 03, 2012

Arsenal 2-0 Liverpool

まあ勝ったのは良いとしても,内容は両チームともさほど良くは無かったような.

アーセナルについては,確かに得点のシーンだけを見るとカソルラとポドルスキーのコンビが非常に上手く行っていた.ディアビもあのプレーがシーズンを通して継続できるのであれば,ソングの放出はたいして痛くないということになる.アルテタは昨シーズンよりも下がり目のポジションだが,昨シーズン同様素晴らしい.ジルーと周りのプレーヤーのコンビネーションの熟成には,もう少し時間がかかるか.
 よく分からないのは,ジェンキンソンとチェンバレン.前者は自信がなくて怖々プレーしている感じだし,後者はせっかくシェルビーニョ,ウォルコットを押しのけて先発したのに,いま一つ空回りの感は否めない.チーム全体としては、うまく噛み合っているのはあくまで部分的で,まだまだ時間がかかる感じは否めない.

 リバプールはジェラードとレイナが,少なくともこの試合に関しては全然駄目だった.スアレスは非常に好きなFWだが,ドログバやイブラではないので,後ろからのフォローがなしで一人だけでどうにかするのは難しい.この試合はそれが無く,彼の悪い意味での狡猾さだけが目立っていた.逆にリバプールでよかったのは,スターリング.ウィンガーとしてのパフォーマンスは,チェンバレンを完全に凌駕していた.

しかしスターリング17歳,チェンバレン19歳って本当に若いよなあ.ただ別の言い方をすると,ポテンシャルが非常に高いとはいえ,これだけ若い選手を先発させなければいけないところが,マンチェスター勢やチェルシーと比較した時の,両チームの台所の苦しさを反映している.

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