Monday, December 17, 2012

Skyfall

2時間20分あってまったく飽きさせないのだから,サム・メンデス監督の手腕はたいしたものだと思う.今作品の事実上のボンド・ガールである,M役のジュディ・デンチが素晴らしいのは以前からで,評判通りハビエル・バルデム,レイフ・ファインズの助演陣も素晴らしい.文句があるとすれば,デンチ以外のボンド・ガールがいずれも雑魚キャラなので,そういう意味では映画全体として色気があるようなないような.

ダニエル・クレイグの007映画としては,昔ながらの007を求めるならCasino Royaleが,現代のスパイ・アクションとしてはSkyfallが優れている.

ボンド・ガールとしては,Casino RoyalのEva Greenが他の女優を圧倒.

個人的にダニエル・クレイグになってからの唯一の難点は,ボンドのスーツ・スタイルが映画ごとにまったく一貫してないことで,ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンの時代に比べると,一作ごとにコロコロ変わり過ぎだと思う.個人的にはQuantum of Solaceのスーツ・スタイルが一番好きで,今回のSkyfallはワンサイズ小さいスーツを着ているかのようにぴったりし過ぎで,いささか違和感がある.

Monday, December 10, 2012

Another book

マクロプルーデンスに関する章を書いた本が出ました。時間が足りなくて,個人的には詰め切れてない部分が多いのですが,このトピック自体,時間とともに議論の焦点が変わる話なので...。今年は,これが最後の出版物になります。この一年,結構な数の論文を出版したのですが,溜まってた仕事が昨年から今年の前半にかけて一気に片付いたという側面が強く,逆に4月以降,大学の行政の仕事でかなり時間を取られているので,研究の方はあんまり時間がとれていません。何年か後に,この反動が来なきゃいいんだけど。

Monday, November 19, 2012

中東情勢

イラン問題はまだ動きがないが,イスラエルvsパレスチナの戦闘は激しさを増している.以前にも書いたように,イスラエル政府がロムニーの勝利を望んでいたことは間違いないが,オバマになったから彼らが諦めるという話ではないので,今後しばらく中東の状況がきな臭い方向に進んでいくのは避けられないだろう.

そういう状況下で,日本の選挙はみんな原発全廃が公約で本当にいいのか? まあそれとは別問題として,本当に危ない地質学的に立地に問題がある原発・1980年代以前の古い原発は,四の五の言わずにさっさと止めれば良いんだけど.

Tuesday, November 06, 2012

Obama vs Romney: an implication for Japan

まあこれでも,いちおうアメリカ経済の専門家ということになっているので:

報道では過激に聞こえるかもしれないが,ロムニーの経済政策にさほど大きな懸念は抱いていない.いま何を言っていても,実際に大統領になってしまえば,そこまで極端なことはできない.彼のアドバイザーになるのはHubbardやMankiwであって,Prescottではない.

一方,この大統領選挙の中期的に見た重要なインプリケーションの一つは,米国の中東政策の今後の有り方であり,直接的にはイランの原発・核兵器開発問題とそれに対するイスラエルの反応である.オバマ大統領=クリントン国務長官という組み合わせは,反ユダヤ的だとはまったく思わないが,少なくともイスラエルのタカ派に対しては最も抑止的(?)な組み合わせだったことは間違いない。これがロムニーになると,中東でドンパチが始まる可能性は途端に高くなる。たとえオバマが再選されたとしても,恐らくヒラリーと財務長官のガイトナー(こちらは9割9分確実)はほぼ間違いなく交代するので,国務長官の後釜が誰になるにせよイスラエルのタカ派に対する抑止力はオバマの1期目より減退するだろう。

だとすれば,長期的な脱原発路線は避けられないにせよ,我が国が短期的に急激に化石燃料への依存を強めるのは危険だと思うのだが...。

Friday, October 19, 2012

Harvard or not?

Alvin Rothが,Loyd Shapleyとともにノーベル賞を受賞し,実にArrow,Leontief以来の,Harvardの現役教授陣の受賞となった.ただし,彼はStanfordに移ることが決まっており,今年の年末ではHarvardが正式な所属でStanfordは客員,その後はStanfordが正式な所属になるようである.という訳で,技術的には授賞時点での彼の所属がHarvardであることには間違いがない.まあ多少複雑な気分にはさせられるが,受賞の瞬間はPrincetonだったが今年の初めにLittauer戻ってきたEricのような逆(?)の例もあるので,まあ都合よく受け取っておくことにしよう.

Wednesday, September 26, 2012

自民総裁選:安倍晋三元首相が新総裁に

まあ何というか,どう考えても(嫌いな表現だが)「永田町の論理」の帰結であって,「国民目線」の結果ではないだろう.

自民党総裁選:石破氏1位=安倍氏と決選投票

さすがに石原氏の評判の悪さは,週刊誌の報道の中だけではなかったということか.決選投票に残った二人のうちでは石破氏だと思うが,どちらになるせよ,谷垣氏を無理やり降ろしてまで選挙の顔を選び直す価値があったのだろうか?石破氏個人にとっては,今回の総裁選はプラスだろうが,自民党全体としては,結局,自分で自分の足を撃ってしまうことになった感は否めない.

Monday, September 24, 2012

マン・シティ vs アーセナル

強豪同士のゲームと言えなくもないが,現在のプレミア内のヒエラルキーではマンCの方が上.しかも相手のホームなので,1―1の引き分けはアーセナルにとってはまったく悪くない試合結果.得点は両チームともコーナーキックから.マンCの得点は,あそこまで飛び出しておいてGKがまったく触れなかったのだから,半分はGKマンノーネのミスだろう.でもその後,得点になっていてもおかしくなかったファイン・セーブが幾つかあるので,まあ帳消しか.アーセナルの得点についてはコシールニーの反応が素晴らしかったが,逆にかなり危ないミスもやらかしていたので,こちらも帳消しか.

アーセナルは後半に入って直後の20分くらいが,ぜんぜんパスがつながらなくて酷かった.これに関しては,ディアビとジェルビーニョがボールを持ちすぎ・こねくり回し過ぎだったのが一番の問題で,ディアビの途中交代は致し方なかっただろう.

Thursday, September 20, 2012

SFファンタジーのキャラクター

ホビットの冒険の映画化についてのニュースを見ながらの妻との会話より:
「指輪物語にもスターウォーズのヨーダみたいのが出てくるよね」

うーん,まあ小さくてシワシワという意味では似ているかもしれないが,スメアゴルとヨーダでは,だいぶ物語の中の立ち位置が違うと思うんですけど.

Tuesday, September 18, 2012

アーセナルvsサウサンプトン: follow up

最終的な結果は6―1.確かに吉田にとって,プレミア初出場でこの点差の敗北は厳しいが,吉田本人というよりはチーム全体の守備が上手く機能していなかったのが問題なので,さほど気にすることでもないと思う.

アーセナルは,試合前の表示ではポドルスキーのワントップで,日本の解説者もその前提でしゃべっていたが,試合後のヴェンゲルのインタビューによると,ジェルビーニョのワントップということらしい.その後ろに,左からポドルスキー,カソルラ,チェンバレンというならびになるのだろうが,結構,ポジション・チェンジして好きなように動き回っていた.ジルーが,同じように先発で機能するようになるに越したことはないが,とりあえず前の方はかなり充実してきたと言えるだろう.

かなりチームとして機能するようになってきたが,一番の懸念は,マンチェスター勢のような本当に強い相手の時に,中盤の後ろの守備がどれだけ機能するかだろう.アルテタ=ディアビであればある程度安心できるが,ディアビを故障で欠いた場合は,アルテタとコクランやラムジーのコンビで,どのくらい相手にプレッシャーがかけられるかが不安なところではある.

Saturday, September 15, 2012

アーセナルvsサウサンプトン

風呂から出てテレビをつけたら,もう四点入っている。と、思ったら吉田麻也も出てるではないか!何が起こったんだ!!

Tuesday, September 11, 2012

自民党総裁選(続き)

私が遅い夏休みをとっている間に,谷垣氏が辞退し,事実上,石原vs石破の一騎打ちになってしまった.執行部の分裂を避けるためと言っても,石原氏を焚きつけたのが自民党の「長老」だったのは明らかで,本当に人事の刷新を図るというなら,谷垣・石原体制のままで,森元首相や古賀氏を引退させた方がよほど説得力があった.いまさら自民党に何を期待していた訳ではないが,ここに来て古い体質が露骨に表面に出てきている感じがして,思い切り萎えさせられる.

Thursday, September 06, 2012

自民党総裁選

こちらは民主党よりは,ずっと混乱している.

まず元首相は問題外.町村氏は,恐らく自分でも目は無いと思っているだろうが,年齢的に今回が最後のチャンスに近いので,とりあえず博打に出ておいて「風が吹けば桶屋が儲かる」というシナリオになることを祈るだけだろう.

谷垣総裁に対する実質的な対抗馬は石破・石原の2人だが,後者については民主党の細野氏と同じく,選挙の顔という以外に彼を推す理由はほとんどないだろう.石破氏の問題点(?)は,彼の得意分野が外交・防衛であり,経済運営の手腕が未知数なことにある.このところの韓国・中国との緊張関係を考えれば外交・防衛はもちろん重要なのだが,国民の目線ではやはり最大のプライオリティは変わらず経済問題である.さらに野田政権が,左右の両極端からの不満はあるだろうが,全体として見れば竹島問題・尖閣列島問題を無難に片付けるのに成功してしまった.それだけに「外交・防衛の石破」が,選挙で国民に大きくアピールするとも思えない.

可能性としては「谷垣>石破>石原>>>その他」と言った所だが,その一方で選挙の時期について切り札を握っている民主党がどう出るかの影響も大きい.野田首相が,当初の約束通りかなり「近い」うちに選挙に踏み切れば,それだけ谷垣氏が有利になるのは間違いない.

でもまあ「私は若い人を支持したい」なんて,自分の影響力を保持たいがための言動であることがミエミエで,本当に大昔の自民党の党内政治の尻尾を引きずったままだよな.

Wednesday, September 05, 2012

民主党代表選

細野氏擁立論が強まると報道されているが,その理由は何かは極めてはっきりしている.

いずれにせよ,次の衆議院選挙で民主党が大きく議席を減らす.したがって,できれば自分だけは落ちたくない連中が,選挙の顔として細野氏を担ごうとしているという,ただそれだけのことである.しかし実のところ,細野氏にした方が選挙で戦えるというのは,切羽詰まった民主党議員達が勝手にそう思い込んでいるというだけの話で,特に合理的な理由がある訳ではない.野田内閣の支持率が低下しているとはいえ,国民の大多数は野田氏のことを,民主党政権になってからの首相としては一番まともだと思っているはずである.
民主党はもうコリゴリという人達は幾らでもいるだろうが,彼らが一番嫌っているのは,できもないしない政策を場当たり的にぶち上げておいて,いざ立ち行かなくなるとトップを挿げ替えて人気挽回をはかるという,与党とは思えない政党としての節操のなさである.それをまた同じことを繰り返して,どうやって選挙に有利に働くというふうに考えられるのか?

主要幹部の岡田・前原が,野田氏をサポートする姿勢を崩さない以上,足軽たちの無責任な煽りに乗っかって,今回,細野氏が出馬することに大義は無いし,そのことは本人も分かっているだろう.絶対ではないが,7割程度の確率で野田再選だろう.

Monday, September 03, 2012

Arsenal 2-0 Liverpool

まあ勝ったのは良いとしても,内容は両チームともさほど良くは無かったような.

アーセナルについては,確かに得点のシーンだけを見るとカソルラとポドルスキーのコンビが非常に上手く行っていた.ディアビもあのプレーがシーズンを通して継続できるのであれば,ソングの放出はたいして痛くないということになる.アルテタは昨シーズンよりも下がり目のポジションだが,昨シーズン同様素晴らしい.ジルーと周りのプレーヤーのコンビネーションの熟成には,もう少し時間がかかるか.
 よく分からないのは,ジェンキンソンとチェンバレン.前者は自信がなくて怖々プレーしている感じだし,後者はせっかくシェルビーニョ,ウォルコットを押しのけて先発したのに,いま一つ空回りの感は否めない.チーム全体としては、うまく噛み合っているのはあくまで部分的で,まだまだ時間がかかる感じは否めない.

 リバプールはジェラードとレイナが,少なくともこの試合に関しては全然駄目だった.スアレスは非常に好きなFWだが,ドログバやイブラではないので,後ろからのフォローがなしで一人だけでどうにかするのは難しい.この試合はそれが無く,彼の悪い意味での狡猾さだけが目立っていた.逆にリバプールでよかったのは,スターリング.ウィンガーとしてのパフォーマンスは,チェンバレンを完全に凌駕していた.

しかしスターリング17歳,チェンバレン19歳って本当に若いよなあ.ただ別の言い方をすると,ポテンシャルが非常に高いとはいえ,これだけ若い選手を先発させなければいけないところが,マンチェスター勢やチェルシーと比較した時の,両チームの台所の苦しさを反映している.

Friday, August 31, 2012

参議院、野田首相の問責決議案を可決

政局も大事だろうが,少しは副作用というものを考えないのか?

* 政府は28日、過去の物価下落時に減額しなかったため本来より2.5%高い年金額(特例水準)を本来の水準に引き下げる国民年金法改正案について、審議時間を確保できないとして今国会での成立を断念した。これにより今年10月から始める予定だった年金の減額は来年4月以降にずれ込む。年金の「払い過ぎ」は9月分までの累計で約7兆5000億円に達し、減額が半年遅れることで過払い額はさらに5000億円上積みされる。

* 財務省、予算執行抑制を表明 交付税、一部延期へ
→当然、国立大学法人の予算執行も影響を受けるでしょうねえ。

一票の格差是正も先送りだし,現役勤労世代にとって何も良いことないじゃない?

吉田麻也 サウサンプトン移籍発表

よかった,よかった。Physicalを要求されるプレミアで日本人がCBというのは,決して楽な道のりではないと思うけれど,ザック・ジャパンのディフェンスの中心であることは疑いようがないので,頑張ってレギュラーを獲得して欲しい。

Monday, August 27, 2012

「衆院定数を半減」 維新代表・橋下氏が表明

日本の政治にとって一番の問題は,議員の絶対数を削減することでなく,一票の格差を是正することだと思うんですけどねえ。年寄りと地方に有利なままの配分で議員数だけ少なくなっても,何かが改善する保証なんて無いと思いますが。

プレミア開幕

香川はすごいねえ.ルーニーが1カ月の離脱で,運まで味方につけてしまった感じ.

一方のアーセナルは,昨シーズンの出だしよりははるかにマシだが,あんまり先が見えない感じ.カソルラ・アルテタのスペイン組は素晴らしい.ポドルスキーとジルーはいずれ点を取り出すだろうが,シェルビーニョとウォルコットというウィング/ドリブラータイプのFW二人のプレー内容がいずれもあまり良くなくブレーキになっている感じ.早くロシツキーとウィルシャーが帰って来ないかな.それとラムジーは,昔はウィルシャーより可能性を感じるプレーヤーだったのに,なんかダメな子になってしまったなあ.

昨日のリヴァプールvsマンCは,どちらにもあまり思いいれは無いけど面白い試合だった.リヴァプール,初戦はこけたけど,去年よりは大分改善している感触がする.

Wednesday, August 22, 2012

京大元教授、250万円収賄容疑で再逮捕 東京地検

この事件は,ずっと気になっていたのだが,大手メディアの報道はかなり一面的だ.要するに「有名教授が賄賂受けとって私腹を肥やして」というストーリーだが,国立大学に所属する人間の立場からは「本当にそれだけ?」という感じである.こんな花型分野の花形教授なら金を稼ぐ手段は他に幾らでもあるだろうに,いまどきそんな危ない橋を渡る必要があるのかねえ?

当初考えた可能性は,理系で大型研究をやるにあたってどうしても直ぐに動かせる手元資金が必要で,その捻出のために無理をして,内部告発で足元を掬われてという筋書きである.だとすれば,大型研究プロジェクトの運営に多少とも関わったことがあり,公的な機関からの研究費の使いにくさは身に沁みているいる立場では,多少同情の余地があるかなと思っていた.しかしネットで情報を探っていくとすぐに,贈賄側の「メド城取」という会社が昨年10月に民事再生法を申請(負債は12億円とも15億円とも)しているということがわかる.しかも多額の使途不明金があって国税が入っているとの報道も.

つまり問題が明るみに出たのは贈賄側に関する疑惑からであり,だとすればこの件はもっと根の深い経済犯罪である可能性,また(合法か非合法かはさておき)他大学を含むもっと多数の大学関係者が同じ会社から便益を受けていた可能性がある.まあ数百万の贈収賄だけの話でないことは確かである.にも関わらず「堕ちた京大教授」という,古典的な勧善懲悪ストーリーで良しとしてしまっているマスコミさん達ってどうなのよ?というのが,現時点での小生の感想だ.

Sunday, August 19, 2012

ソングのバルセロナ移籍が合意

うーん,先シーズンのMVPとNo.2が居なくなった訳で,この状況をどうとらえるか...。ペルシに関しては仕方なかったにせよ,ソングはある意味,ペルシ以上に昨シーズンのアーセナルに無くてはならない選手だと感じていた。が,しかしベンゲルの淡々としたコメントから判断すると,ファンが試合を見て感じていたよりも,ボスのソングに対する評価は低かったということなのだろう。恐らくベンゲルは,アーセナルの今後の中盤の核はあくまでウィルシャーだと考えているのだろう。とは言え,そのウィルシャーの復帰まではあと2カ月くらいかかりそうだし,多分,8月末の移籍期限までに一人守備的MFをとるでしょうねえ。

Thursday, August 16, 2012

ファン・ペルシの移籍がクラブ間合意

「アーセナル→マンU」で決まり.アーセナル・ファンとしては(マンCの次に)行って欲しくなかったチームだけど,もともと怪我が多い選手だし年齢も年齢なので,良い値段で売却できたのだとすれば,まあしょうがない.香川にとっては若干,迷惑な話ではあるが....

これでマンUのべルバトフ売却は決定的.アーセナルの方は,今年の移籍市場は既にかなり買い越しなので,夏にまだ動くとしたら中盤の底かSBだろう.

Sunday, August 12, 2012

男子サッカー決勝: ブラジル vs メキシコ

結局,最後まで見たけど,恐らく得るモノがあったとすれば,実は昔から言われていることではあるが,メキシコ代表の老獪さから日本が学ぶべき点は多いということか.

ブラジルについては,とりあえずOA枠のフッキとチアゴ・シウヴァ,あとはちょっと出入りが激しい部分があったがマルセロも,まあ納得.あたりまえだが.レアンドロ・ダミアン,ネイマールは,この試合ではいま一つ良さが分からなかった.逆にマンUのラファエルは,あれじゃ将来のセレソンのSBとしては完全にoutだろ.

しかしメキシコのOribe Peraltaは,地味だけど確実・老獪でいいFWだねえ.日本には,本当にいないタイプだけど.

メダルと国の発展段階

日本の金メダルは女子ばかりと言っていたら,男子ボクシングが金メダルを取ってくれた.バンニャイ.

ところでメダルの数は金・銀は同じはずで,銅は柔道やレスリングのような敗者復活戦のある競技があるので,それよりは若干多くなる.日本は金6,銀14,銅17で,メダル総数で今日時点で第6位.ちなみに第5位は金11,銀19,銅14のドイツで,第7位は7,16,12の豪州である.

開催競技の選択そのものに大きな影響力を持つアメリカ,自国開催の英国を除くと,日独豪と対象的なのが中国・韓国で,特に韓国のメダル獲得は13,7,7と金に大きく偏っている.これは国威発揚のために産業政策的にスポーツ振興策に政府が介入するキャッチアップ段階の国と,民間の裁量に任せる部分の大きい成熟国の違いだろう.独について言うと,冷戦時代の特に東独は前者の色彩が強かったけれど,今ではスポーツ振興策も民間がメインであり,結果としてメダル獲得数の状況も日本と大して変わらなくなってきていると推測される.

もし日本がもっと金メダル数を増やしたいのなら,政府が積極的に予算を傾斜配分すればよいはずだが,もはや競技をやる選手の側の状況がそれを許さないだろう.今後のオリンピックでも,ありとあらゆる種目に日本人がエントリーし,しかしメダルを取れる人間は相対的に少ないという状況が続いて行くのではないか.人々は自分がどうしても好きな競技をやり,結果としてその延長線上にメダルがあれば良いのであると考える.エコノミークラスでロンドンに行き,ビジネスで帰ってくる,なでしこJAPANの選手達がその一番良い例である.日本選手がメダルが取れなくても,日本のマラソン人口が減ることはないだろう.そして国が成熟していく中で,それ自体は間違った方向性であるとは思わない.

Saturday, August 11, 2012

男子サッカー・女子バレー

日韓関係が緊迫している最中,男子サッカーは完敗,女子バレーは完勝.日本の金メダルは,内村航平の体操個人総合以外はすべて女子の格闘技.日本のスポーツの比較優位が女子にあるのは明らかか.

Friday, August 10, 2012

ヘルタースケルター

研究室の掃除をしていたら10年前に買った漫画が出てきたので,帰りの電車の中で読み返す.確か2003年に在外研究でNYに行った時に,何冊か岡崎京子の漫画を試しに買って向こうで読んだ覚えがあるのだが,結局どれもピンとこなかった.多分,PINKが一番面白くて,リバーズ・エッジとヘルタースケルターはダメだった.

ヘルタースケルターは,ストーリーテリングに長けた他の漫画家なら半分以下の長さで始末をつけられるはずの内容である.個人的には,岡崎京子は「雰囲気」の漫画家だと思っている.私が東京にほとんどいなかったバブル崩壊の前後から1990年代末にかけての,東京のサブカルに思い入れがある人の中には,この「雰囲気」が好きな人がいるのだろうと想像する.そういうスタイルやジャンルを否定はしないが,リバーズ・エッジやヘルタースケルターでは,作者が雰囲気ではなくストーリーの方に大きなウェイトを置いていて,その割にストーリー自体も,その語り口も凡庸なので,彼女の漫画の「雰囲気」に思い入れがない人間からすると,作品としては残念なことになっている.

映画も見に行く気が起きない.そもそもお盆休みは,まず「裏切りのサーカス」と「ダークナイト・ライゼズ」を見なきゃならないので,それでお腹いっぱいだろう.

女子レスリング・女子サッカー

個人的には,重量級という日本人には不向きな階級で看板をずっと背をってきた浜口京子にメダルを取らせてやりたかったが,そこまで人生は甘くないということか.切ないが.

吉田沙保里の金メダルは無論素晴らしいが,事前にメディアに出過ぎていた分,父親を肩車するとかいった優勝後のパフォーマンスは少し上滑り気味.昨日の小原・伊調の凄みさえ感じたインタビューに比べると,マスコミ向けの意図が若干透けて見える.無論,どっかでスポンサーを見つけて競技を続けて行かなくてはならない以上,この種目の広告塔の役割を担ってきてくれた吉田の苦労・功績を考えれば,第三者が文句を言える筋合いではない.だからこそ,頼むからレスリング版の谷亮子にはならないでくれ.

なでしこは,ひたすら勝ちを狙っていったのであればもっと他に作戦があったような気がするが,詰まるところ実力はやはり米国が上だったということだろう.佐々木監督と澤は代表を去るのだろうが,宮間・川澄・大儀見といった攻撃陣の核は20代半ばから後半に差し掛かったばかりなので,大きくチーム力が落ち込むことはないだろう.

Thursday, August 09, 2012

オリンピック男女サッカー

なでしこはいよいよ大団円となるかといった所だが,米国の立場からしてみれば,そうは問屋がおろしてくれないだろう.あとは監督のことを,選手がインタビュー等で「ノリさん」と呼ぶのも,ちょっとどうかねえ.男子のプロサッカーではあり得ない感覚だと思うんだが,まあ女子は雰囲気が違うと言われてしまうと,そうかなあという気もする.佐々木監督が予選の最後の試合で2位狙いに切り替えたのは正しいが,それをインタビューで口にする必要はまったくなかった.いずれにせよ佐々木監督と澤にとっては,事実上,最後の代表選だと思うので,悔いのない試合を.

男子サッカーは,どの出場チームも守備の完成度がかなり低かったので,元から堅い韓国と,オーバーエイジが入って守備が何とか見れるようになった日本が勝ち進んでしまったのは,さほど驚くべきことではないのかもしれない.しかしいくら気を取り直したといっても,徴兵免除がかかって必死な韓国チームとは気合いの入り方が違うので,変に突っ張って怪我だけはしないことを祈る.

女子レスリング

やっぱり凄いですね.小原日登美の,レスリング人生の最後の最後に運よくライフルに残っていた一発の弾で仕留めたような金メダルも泣けてくるし,伊調馨の貫禄と満面の笑みも素晴らしい.まあ女子卓球やフェンシングのような大健闘もいいけど,幾つかはこういう日本の横綱相撲の種目があってくれないと.

その一方で,関係者の間ではかなり期待されていたはずのセーリング女子470は,失格になったレースもあって,決勝に進めなかったようだ.テレビ番組として地上波で中継するのが難しいのは分かるんだけど,BSなどで,こういうのももう少しちゃんとカバーして欲しいんだけどなあ.

女子レスリング(続き)

今日の吉田・浜口の試合が終わる前にこういうことを書くのも早いが,唯一気になるのは主戦級の選手の平均年齢の上昇である.小原・浜口の五輪後引退は決まっているし,伊調・吉田もリオでは30代である.そろそろ1990年代生まれの次の世代が出てこないと.

Monday, August 06, 2012

オリンピック前半総括(続き)

逆に日本にとって先行きがあまり明るくないのが,(特に男子の)柔道とマラソンだろう.柔道は「茹でガエル」問題の典型で,昔の遺産で食いつないでいるうちに,気がつけば取り返しの使いない,深い深い泥沼に落ち込んでしまった.選手がどうこうというより,「JUDO」時代の「柔道」がどうあるべきかをちゃんと考えることのできる指導者が出てこないと,どうにもならないだろう.

マラソンは,この10年ほどの間の競技そのものの在り方の進化が凄まじかったので,問題は日本だけにとってのものではないのかもしれない.女子は確かにまだラドクリフが世界記録を持っているが,男子の状況を見るとそれもいずれ破られ,ケニヤ・エチオピアを筆頭とするアフリカ勢力が圧倒的に支配する競技になっていくのは避けられないような気がする.特定の人種が支配的なスポーツはあまり五輪向けと言えないはずだが,欧米諸国の代表チームに必ず一人は帰化中国人がいる卓球の状況を見ると,それも致し方ないのかなという気はする.
 しかしその一方で,正月の箱根駅伝だけで国内の「伝説」になれてしまう,生温い日本の競技環境もやはり問題だろう.

オリンピック前半戦総括

まあそこまで一生懸命見ている訳でもないですが,金が少ないとはいえ,これだけ日本がメダルが取れているというのは単純に嬉しいし,面白い.

体操は恐らく今が,内村航平という日本が生んだ稀有なアスリートの競技人生のピークだと思うので(無論,より高いピークが4年後のリオで来れば,それに越したことはないが),それにリアルタイムのspectatorとして立ち会えたことは純粋に嬉しい.
 一方,競泳の北島のピークは4年前だったのだろうが,競泳日本の復活の先鋒としての役割を担って泳ぎ続けてきた彼にとって,後に続く世代の台頭を横目で見つつ競技者人生の黄昏を迎えるというのは,これ以上ない幸福だろう.その意味で,松田の「他の3人で『康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない』と話していた」というインタビューには,思わずグッとくるものがあった.
 女子卓球とフェンシングは,まだトップに辿りつけたわけではないが,長い間かかってやっと世界に,それも団体種目で追いついたというのは素晴らしいことだし,今後の競技者人口のすそ野の拡大につながるだろう.
 あとは石川佳純(卓球)と 加藤凌平・田中佑典(体操)の3人については,恐らくブラジル五輪が本当の意味での勝負の時になるのだろうから,今後の4年間に大きく期待したい.

Monday, July 30, 2012

Seven Nation Army

つまらない感想で申し訳ないが: QueenのWe Are the Championsは(しばしばWe Will Rock Youと込みで)スポーツ会場で流れる定番であるが,White Stripesのこの曲も,しばらく前から定番化しつつあり,今回はオリンピックでも(柔道会場?)で頻繁にあのリフを聞くことができる.この曲がスポーツで広くつかわれるようになったきっかけは,2006年のW杯で優勝したイタリアが口ずさんでいたことだと言われている.個人的にQueenは好きだが,We Are the Championsはあまり好きではないので好印象.

しかし柔道はどうしたもんかねえ.海老沼の準決勝の審判のドタバタぶりは,なんじゃあれは? 最初は単純に面白かったスポーツが,国際化・成熟化の過程で競技として煮詰まってしまい迷走するというのは,何も柔道に限った話ではないが... ちょっと見ていて切なくなる.ただ,日本柔道が国際化に対応できていないのは,これはまた別問題.

Friday, July 27, 2012

「グラスゴーの奇跡」?

というほど,大げさなものでもあるまい.

しかし「マイアミの奇跡」は,今になって振り返ってみれば本当に奇跡に近い.先発にリバウド,ベベト,ロベカル,フラビオ・コンセイソン,ジーダといった連中が名を連ねていて,控えに大怪我してデブる前の,元祖ロナウドですぜ? 南アフリカの時のブラジル・フル代表より,全然強かったんじゃないの.

五輪サッカー

女子は,確かに川澄のゴールは見事だったが,当然勝つべき相手だったので,とりあえず置いておくことにする.

男子は,誰もスペインに勝てるとは思っていなかっただろうが,運に恵まれた部分はあるとはいえ勝ってしまった.前半,セットプレーからの先制点は,まあ想定内の範囲.問題は,その後に相手のCBが永井を引っ張って赤一発をもらったことで,これで俄然日本有利になってしまった.個人的には,あそこは審判は黄色で済ませても良かったと思う.スペインに退場者が出ていなければ,幾ら組織的に守っても追いつかれていた気がする.

日本は本当は,退場者が出ている相手にとっとともう一点取って試合を決めておくべきなのだが,この点に関しては相手GKのデヘアを褒める方が正しいと思う.まあマンUの正守護神だから,このくらいあたりまえと言えばあたり前だが.

Tuesday, July 24, 2012

原発事故:政府事故調・国会事故調

二つが出揃った訳だが,温度差はあるかもしれないが,どちらも初期段階での菅前首相の「過剰介入」が現場を混乱させたとしている。さすがに「菅氏の対応に落ち度はなかった」とは書けないだろうが,個人的にはこの点に関する二つの事故調の記述にはいずれにも腑に落ちない部分がある。

いくら工学部出身だとは言え,菅氏はこの分野の専門家ではない。普通に考えれば,原発事故のような極めて専門際の高いテクニカルな問題に関して,最初の48時間ないしは72時間に,そんな素人の政治家が介入できる余地がある方がおかしい。素人が「介入した」のがおかしいのではなく,「介入できる」ような状況であったことがそもそもの間違いであり,究明されるべき問題点である。別の言い方をすると,当然,専門家によって行われるべきであった意思決定におけるプロセスに,大きな「空白」というか,明白な"slack"が存在したのはなぜであるかを,もっとちゃんと突き詰めて調べ,議論する必要がある。

それは,保安院・経産省と東電両者のガバナンス(の欠如)の問題であり,恐らくは両者の間の力関係の変化と,それに対するに政治の関与の問題に行きつくのだろう。

Monday, July 23, 2012

ファンペルシー、アーセナルと契約更新しない意向

まあジルーとポドルスキーを取って,それなりに手は打ってある。セスクとナスリを一度に失い,ウィルシャーまで怪我で一年棒を振る羽目になった,去年みたいなことにはならないだろう.ラムジーかウィルシャーが,8月末までに100%復活してくれれば,中盤は問題ない.
 左サイドのウィング的なポジションにジェルヴィーニョとチェンバレンがいることを考えると,宮市はもう一年修行に出されると考えた方が良いだろう。今シーズン,どれだけ成長を見せられるかによって,来シーズンはチームに定着するか,他のチームに移籍するかのわかれめになる.

Tuesday, July 10, 2012

あやまんJAPANさくらだが,BOSEと結婚発表

いや何気に結構気に入ってたんですけどね,ファンタジスタさくらだ.まあ,なかなかパンチが効いたカップルで,よろしいんではないでしょうか.お幸せに.

Tuesday, July 03, 2012

Anderson Cooper: "The Fact Is, I'm Gay."

まあ,みんなずっとそう思ってたんですけどね.

しかし,尊敬を集めるゲイの人気ニュースキャスターがいるアメリカと,女装家(?)が日曜夜ゴールデンの家族向けバラエティに普通に出演している日本と,どっちが進んでいるんですかね?

Monday, July 02, 2012

Eueo2012大会全体のまとめ(改訂版)

ベスト11
GK ブッフォン(イタリア)
DF J・アルバ,S・ラモス(スペイン); デロッシ(イタリア); ぺぺ(ポルトガル)
MF イニエスタ,D・シルバ,セスク(スペイン); ピルロ(イタリア); ケディラ(ドイツ)
FW バロテッリ(イタリア);

ベストゴール: バロテッリ(イタリア) 対ドイツ(後半36分,2点目)
ベストマッチ: イタリア vs ドイツ(前半だけなら,決勝のスペイン vs イタリア)
中盤が多すぎたのでデロッシをDFに下げ,もう一人のDFはぺぺに変更しました.

Euro2012決勝

3点目が決まった時点で試合は完全に終わり.というか,結局モッタのけがで試合は決まってしまった.スペインが悪いわけではないのだが,決勝戦としてはかなりガッカリ.確かにスペインのプレーは素晴らしいが,プレーの質は前回のユーロの方が上だったろう.

Euro2012決勝後半(続き)

何と言いうか,まあ試合間隔の差によるコンディションの違いも大きいんだろうが,試合内容としてはかなり残念な結果になりつつある.前回の決勝があれだけ素晴らしい内容だっただけに.と思っていたら,トーレスが決めてしまった...

Euro2012決勝後半

モッタ~.ちょっとこれは試合を終わらせてしまう怪我だよな...

Euro2012決勝前半

1点目の崩しはセスク→シルバで,予選とは逆だが,確かにスペインらしく素晴らしい.2点目はイタリアのミスだろう.しかしピルロの最初のFKが決まっていたら,逆の点差になっていたかもしれない.後半の問題は,どれだけピルロが前でボールを持てるか,どれだけバロテッリがシュート・チャンスを作れるか.

Friday, June 29, 2012

Euro2012準決勝まとめ

準決勝,ラテン系2チームの試合の方は,えらいしょっぱい内容で,結局PK戦で決着.ドイツ vs イタリアの方が,正々堂々の打ち合いになった.結果について予想があたったのは前者だが,予想外の試合展開だったのも前者の方.

イタリアはブッフォン=デロッシ=ピルロのベテラン3人が構成するセンターのラインが極めて高いレベルで,しかも至って堅調.これで,一番前のバロテッリもしくはカッサーノの調子が上手くはまると,相手がどんなチームでもそうそうは抑えきれない.決勝での問題は,デロッシとピルロが疲れ・怪我なしにプレイできのるかどうか.ドイツは,少なくとも準決勝ではCBがクソだった.ノイアーは素晴らしいキーパーだが,バロテッリの2得点のシーンはどっちもGKにはノーチャンスだった.

スペインの方は,プジョルを欠いてアキレス腱になると思っていた守備の方がまともで(というかセルヒオ・ラモスとアルバが素晴らしい),ビジャがいなくてもどうにかなると思っていた攻撃の方がパッとしない.決勝は難しいところだが,ゼロトップかトーレス先発だろう.

Tuesday, June 26, 2012

ユーロ2012:ベスト4展望

* ポルトガル vs スペイン:普通に考えれば8:2でスペインだが,C.ロナウドが上り調子なのとオフの日数の差を考慮して7:3でスペイン.スペインがいずれ点を取るのは間違いないので,焦点はポルトガルの攻撃vsスペインの守備.ポルトガルが先制すれば番狂わせはあり得るだろう.

* ドイツ vs イタリア:7:3でドイツだが,チーム力は明らかにもう一つのカードより拮抗している.問題は,ドイツはシュバインシュタイガーが,イタリアはデロッシが完全ではないので,中盤のキープレーヤーであるこの二人が出場できるか,出られたとして調子はどの程度かである.選手層が厚くて平均年齢が若い分,ドイツが有利なことは確かだが,バロテッリが正しい方向に爆発すればイタリアの勝ちは十分あり得る.もうひとつは,交代で出てくる可能性の高いモントリーボ,マッジョ,ディアマンティといったイタリアの中盤の控えの出来と,プランデッリがそれを見極めて上手く交代カードを切れるかどうか.

小沢、鳩山氏ら民主57人が反対票

鳩ぽっぽとその周辺は恐らく民主党に残るであろうから,小沢氏が新党を作ったところで50人を大きく上回るのは恐らく無理.つまり事実上,野田総理と民主党執行部側の勝ちである.しかし小沢氏も,政治家のできそこない揃いの小沢チルドレンを山ほど連れて何をしようというのか?

消費増税法案、衆院本会議で可決

まあさすがに,これくらいは通さないと日本もすぐにギリシャになっちゃうからねえ.増税で時間稼ぎしている間に,ちゃんと年金を改革しなければいけないが,果たして今の日本の政治にやり遂げるだけの能力があるのか?

Monday, June 25, 2012

デロッシの交代は

怪我のようだ.キッエリ-ニもデロッシも欠くとなると,さすがにドイツ相手には厳しいような...

ユーロ2012:イタリア vs イングランド(まとめ 改訂版)

まああれだけ攻めていたのだから,イタリアの勝ちは妥当だろう.でも後半の終盤からの失速の仕方を見ていると,どうにもドイツに勝てそうにもない.もう一つの解釈としては,この試合に関してはプランデッリの采配が思いっきりハズシてしまったと言えるのかも知れない.FWを変えるとしたらバロテッリではなくカサ坊だったのはそうだろうと思うが,なぜそこで中盤の選手を入れてしまったのか?

ピルロくらい気の利いた選手がもう一人いれば,90分で試合を決められたんだろうが.

ピルロのレベルの選手が4人も5人も中盤にいるのが,今のスペインが強い理由ではあるのだが.

ユーロ2012:イタリア vs イングランド(延長後半)

PK突入.しかし両チームとも交代で入った選手がパッとしなかった.どちらが残るにせよ,ドイツに勝てる気がしないんだが.

ユーロ2012:イタリア vs イングランド(延長前半)

キャロルはボールは収まるんだが,その後があまりに芸がない.モントリーボは気の利いたプレーもするが,もう少し走らんかい.

ユーロ2012:イタリア vs イングランド(続きの続きの続き)

うーん,延長か.

ユーロ2012:イタリア vs イングランド(続きの続き)

うーん,ジェラードがいないとイングランドはさすがに厳しいんだが.

ユーロ2012:イタリア vs イングランド(続き)

しかしバルザーリ,アバーテと,イタリアのDFは思っていた以上に良い選手が多い.まあユーベとミランのレギュラーだからあたり前か.確かに最近はプレミアばかり見てたからなあ.

ユーロ2012:イタリア vs イングランド

予想通りイタリアが若干上回っているが,イングランドが予想以上に良いので,準々決勝の中では一番読みにくい試合.全体としてタイトでレベルの高い前半だったが,ルーニーとバロテッリという両エースがいま一つフィットしていない感じか.

Wednesday, June 20, 2012

ユーロ2012:ベスト8展望

* チェコ vs ポルトガル:チェコの試合をそんなに懸命に見てないので何とも言えないが,チームとしての地力を考えると6:4でポルトガル有利か.

* ドイツ vs ギリシャ:ユーロ危機における両国の立場を考えると,なんとも因果な組み合わせになった.しかし,ここはよほどのことがない限りドイツが鉄板.10:0でドイツ.

* スペイン vs フランス:スペインはとにかくイニエスタとシルバが素晴らしい.その二人にシャビを加えた三人のうち一人が駄目になっても,バックアップがセスクなので心配なし.フランスの負けた試合を見てないので,フランスの状態の判断が難しいが,7:3か8:2でスペイン.

* イングランド vs イタリア:普通に考えると7:3くらいでイタリアだが,キエッリーニがアウトなら6:4くらいかもしれない.両チームともドイツ・スペインに比べると選手層が薄いので,イタリアはピルロ,デロッシ,キエッリーニ,イングランドはジェラード,ルーニー,テリーといったあたりが怪我をすると,途端に厳しくなる.

Monday, June 18, 2012

もうひとつのユーロ:ここまでの総括

単純に経済学的な問題としては,ギリシャはさほど重要ではない.経済の大きさからみれば,救済するもしないもEU主要国の胸三寸で,どちらに転んでもEU全体に対するダメージにはさほど変わりはない.しかし,もともとギリシャ問題は政治経済学の問題であって,そちらの視点からみるとギリシャの政局とユーロ離脱・残留は,極めて大きな潜在的影響力を持つ.

EU主要国,すなわち独仏にとって最も好ましいシナリオは,ギリシャ国民がこれまでの行状を心の底から悔い改め,平身低頭してユーロ残留を懇願してくるので,極めて苛烈な緊縮政策を条件に「しぶしぶ」救済するというものである.中途半端にギリシャを救済してしまったり,逆にギリシャがユーロを離脱してしまったりすると,経済的に見た問題の核心であるスペインやイタリア・フランスの銀行の救済・再建に税金をつぎ込むことに対する自国の有権者の反応が,極めて厳しいものになるだろう.その意味で,ギリシャのユーロ離脱・残留のチキンゲームはまだまだ続く.

表面上の問題の焦点は次第にEU主要国の民間銀行の救済・再建問題に移りつつあり,ギリシャ問題の持つ意味は薄れつつあるが,それでもギリシャ問題はユーロ圏の今後の行く末に,長きに渡って影を落とし続けるだろう.それはユーロ通貨圏成立のそもそもの理由が,経済的理由よりは政治的理由にずっと強く根差したものだからである.

ユーロ2012:ここまでの総括

A組は1位ロシア,2位ポーランドだと思っていたが,チェコとギリシャ.やっぱりカラグニスみたいな選手はしぶといねえ.

B組のオランダは,まあしょうがない.南アフリカW杯がピークで,そこからの積み上げがほとんどない状態では,デンマーク相手に星を落とした時点で敗退が決まったようなものだった.幾ら攻撃陣が豪華でも,最終ラインを除くとデヨング以外に守備をする選手のいない布陣では,高速カウンターでクリロナの餌食になるのは時間の問題だった.センターバックが日本と大して変わらないレベルなうえに,ファンボメルも衰えてきているんだから,DFと守備的MFに新しい人材が出てこないと,当面のあいだオレンジ軍団復活はないだろう.

今夜のスペインの一位通過はドイツ以上に堅いだろう.2位抜けは,6対4でイタリアの可能性が高いとみる.クロアチアは運よく予選を勝ち抜けたとしても,次がフランスの可能性が高いのでそれ以上に進むのは難しい.

Thursday, June 14, 2012

松田聖子 再々婚(続き)

やっぱり(歯)医者だったねえ.

Wednesday, June 13, 2012

松田聖子 再々婚

* 5つほど下なので,同世代ではありません.

* 教授であって,准教授ではありません.

まあ,たぶんまた医者なんでしょうねえ.

Tuesday, June 12, 2012

W杯最終予選 オーストラリア戦

最初の相手の退場も,PKになった内田の黄色も,栗原の2枚目も明らかにおかしいですね(栗原は別の場面で2枚目でもおかしくなかったけど).ほんとに,なんなんじゃこの審判は? まあ引き分けは妥当でしょう.というか,日本にとってはポジティブな結果だろう.

ものすごく変な審判にあたる場合があるのも含めて,アジア最終予選の難しさなんだけどね.

Monday, June 11, 2012

EURO2012 スペイン vs イタリア:まとめ

両チームの現在の立ち位置からすれば,イタリアの方が得たものは多いだろうが,若干,カードをもらい過ぎたか.寝ます.

EURO2012 スペイン vs イタリア(続きの続き)

確かに面白いんだけれど,予選の一試合目だし,両チームともギリギリ感はないかもしれない.しかしブッフオンは凄いなあ.

シルバ→セスク

簡単に決めるねえ...。

やはりピルロ...

さてスペインはどうするか.いまのままじゃ,点が入りそうな感じしないもんなあ.

EURO2012 スペイン vs イタリア(続き)

イタリアの守備,特にデロッシとキエッリーニは素晴らしい.しかしイタリアのFWは2人とも野獣だねえ.昔はバッジョ,インザーギ,デルピエロとイケメン揃いだったのに.まあスペインはどこかでトーレスを入れてくるだろうねえ.

EURO2012 スペイン vs イタリア

本当にゼロトップでくるとは,スペインも凄いね.確かにセスク,シルバ,イニエスタの三人は,フィジカルと高さはないけど十分怖い.スペインのボール回しは確かに見事だけど,イタリアも特にピルロは劣らず上手いよねえ.

Sunday, June 10, 2012

日本代表 W杯最終予選

まあ何はともあれ順調でめでたい.次の豪州戦はアウェイなので勝ち点3は無理にしても,最低限引き分けに持ち込めば,その後が相当に楽になるだろう.

ところでバスで移動中の香川真司の映像を見ていたら,時計が明らかにFRANCK MULLERだったけど,どうなのよ?ちょっとスポーツ選手にしてはチャラいんじゃないの?GKの川島は,男性ファッション誌のインタビューでパテックとIWCと言っていったけど,こっちの方がまだしっくりくるか.本田のガガミラノは,ある意味ネタだけど,まああそこまでやればご立派.

ちなみにザックは,ポルトギーゼのヨットクラブとスピードマスター・プロフェッショナル.男のお洒落に関しては,まだまだ香川よりザックの方が数段上だ.

Wednesday, May 30, 2012

吉本芸人と生活保護

私自身も,30歳近くになるまで大学院生をやっていて定職が無かったので他人事ではない.そこまで責めるのはかわいそうだとか,片山さつき氏がえげつないとか言う話がある一方で,実は極めて重要な経済問題でもある.

今の民主党による「社会保障と税の一体改革」が実現すると,生活保護と基礎年金は,現在よりずっと手厚くなる.しかし,この二つの制度には必ずモラル・ハザードと負担の公平性の問題がついて回る.かつて生活保護を受けることが「恥ずかしい」ことであると見なされていた時代があり,その頃は受給者やその親族に一定の心理的歯止めがかかっていたのだろうが,これだけ生活保護が日常化するとその歯止めも聞かなくなるのは避けられないことだろう.もし本当に現在より生活保護を手厚くするなら,受給者の性善説ではさすがに制度が持たない.受給の線引きの明確化・厳格化は避けられないし,そうしなければ多少の増税などあっという間に吹っ飛んで,我が国の財政状況はこれまで以上に急速に悪化するだろう.

いま現在は,消費税の増税問題だけがスポットライトを浴びているが,「社会保障と税の一体改革」は「社会保障」の方が先にきている.将来の日本の国の在り方を規定するためには,社会保障制度の在り方についてどういう国民的合意が形成されるかは,より重要な問題であると言えるだろう.

Thursday, May 24, 2012

セミナー

久し振りに,バリバリ最前線で研究している外人さんのセミナーを聞いて,面白かったし,刺激になりました.

日本代表 vs アゼルバイジャン

ブンデス・リーガを熱心にフォローしている訳ではないので,香川をじっくり見たのは久しぶりだが,本田ともども昨日は素晴らしかった。特に得点シーンの,切り返しからの正確なシュートは,まさに世界水準。 後半に出てきた宮市は,もうちょっと自分で考えて工夫しないと今後が苦しいだろう。Arsenalにはウォルコットに加えて,チェンバレンという,宮市よりさらに若い,売り出し中のウィンガーがいる。スピードは宮市の方が上だと思うが,フィジカルを含めた総合的な突破力は,今はチェンバレンの方に分がある。

Sunday, May 20, 2012

ドログバ

決めた~~~!

なぜノイアー

に蹴らせる?

最後はノイアー対ツェフ

これはわからん。

しかししかし

トーレスは,童顔のヒール役が定着してしまったな。

しかし,

ディマテオの眉毛はこいな。

しかし

ロッベンはオッサンだよな。

ドログバ復活

トーレスに青は似合わないよなあ。しかしこの刺青では,大阪市の職員にはなれないな。

ドログバ

大丈夫か?

ロッベン

ツェフ凄えー。

CL決勝続き

さっき起きました。

CL決勝

ああ,まだやってる。

Tuesday, May 15, 2012

JP Morgan's $2bn trading loss

ところで日本ではほとんど報道されていないけど,JP Morganの派生証券取引による巨大損失の一件はどうなっているのか? 結局,何をやらかしていたのか? Jamie Dimonが辞めるところまで行くのだろうか? 誰かまとめてくんないかな。

Monday, May 14, 2012

ギリシャ危機(第2幕)

もし緊縮財政反対派が政権を取れば,他のEU諸国を始めとする海外からの支援が受けられなくなり,Euro離脱しかなくなる。しかしEuro離脱=自国通貨切り下げは,ギリシャにとってEuro建て債務の大幅な実質増を意味するので,まともな考え方ではあり得ない。だが,それはあくまで第三者的な見方に過ぎず,政治的には,決して起こり得ないと言えなくなってきたのが怖いところではある。ドイツ国民が「まともならあり得ない」選択をしたのがナチスの台頭であり,同じことが多かれ少なかれ日本国民の選択と太平洋戦争についても言える。

ギリシャの場合,どちらに進んでもギリシャ国民には茨の道しか残されていないので,まあある意味どっちでも良い話ではあるのだが,世界経済にとっては,ギリシャで財政再建反対派が政権を取った場合,それが他のEU諸国にどこまで波及するかが大きな問題となる。

Tuesday, May 08, 2012

Angry Birds

iPadを買ったのはPDFファイルを持ち歩いて論文を読むためだったのに,思い切りはまってます。通勤電車の中も,この3カ月は「鳥さん飛ばし」ばかり。ああ...。

Friday, May 04, 2012

橋下徹大阪市長

しかし,みなさん何でそんなに橋本市長・元府知事が好き/嫌いなんですかね?

このエントリーの繰り返しになるが,本質的な問題は,彼が大阪における地方自治改革を本当にやり遂げられるかどうかである.確かに,ぐうたら左翼とどうしようもなく癒着している(そのもの?)地方公務員の労組を牽制するには,日の丸・君が代の問題で挑発するのは一つのやり方かもしれない.でもそれはあくまで手段であって,彼が本当にやらなければならないのは,あくまで大阪市・大阪府の行財政改革であり,そちらの方はまだ道半ばに過ぎない.中途半端なまま,中央政界に重点を移すようなことがあれば,大阪市民・府民は,次の選挙で容赦なく彼をほっぽり出すだろう.そこまで選挙民もアホではない.

逆に地方改革をちゃんとやり遂げられれば,中央政界に打って出ても間違いなく成功するだろう.が,まだその段階・時期には達していない.「維新政治塾」に群がる有象無象と,かつての「小泉チルドレン」の政治家としてのクォリティなぞ同じようなものに過ぎない.橋本氏の基本的方向性は間違っていないだろうが,あまり過大広告が過ぎると,最後は自分の過去の言葉に足をすくわれる羽目になるだろう.

Thursday, April 26, 2012

小沢元代表に無罪

あたり前田のクラッカー.

検察および検察審査会制度には,大きな影響を及ぼすだろう.

政局には,小沢氏・小沢グループが言う/望んでいるほどの影響は及ぼさないだろう.

CL準決勝

まとめとしては,こういうことか?

ツェフ=ノイアー=カシージャス(まあPK戦ですし)>>>バルテス.

Monday, April 23, 2012

本が出ます

Amazonによると,明日発売だそうです。無論売れては欲しいんですが,まああんまり一般向けではないので,本屋で見かけたらせめて手に取ってみてやって下さい。

Thursday, April 12, 2012

ジェイヌードより

学内会議の合間に,カフェインを補給するために抜け出したカフェにあったフリーペーパーに載っていたエッセーに,こんなことが書かれていた:
「最近『若者いじめ』という言葉を耳にする。公務員の新規採用の6割削減。経費節減のしわ寄せが若者を直撃した形だ。...」(テレビ朝日アナウンサー大木優紀のあしたはどんな風が吹く?)

ええその通りです。経費節減するなら新規採用削減は3割に抑えて,代わりに(天下り規制によって役所内に余りまくっている)50歳以上の管理職の給与を3割カットした方が良いです。なぜそうならないかというと,公務員は重要な民主党の支持基盤だからです。「新規採用の6割削減」というのは,インサイダーである現役の役人に,目一杯,気兼ねした場当たり的な政策であって,長期的には民主党の若年層の支持に壊滅的な打撃を与えるだけです。そんなことが,わからないほど民主党の幹部達は阿呆なのでしょうか?

政党が支持団体・層の影響を受けない訳はないので,民主党は公務員改革をやりますなどという中途半端なポーズなんかさっさと捨てて,消費税引き上げ/財政再建・TPP推進といった,自分たちができることを一生懸命にやればいいのです。別に民主党だけを批判するつもりはありません。農村に支持基盤がある自民党は,逆にTPP推進や農政改革なんかできないんですから。

Tuesday, April 10, 2012

映画『ドラゴン・タトゥーの女』

もう上映は終わりかけてますが,まあかなり良かったんではないかと。

個人的には,原作を一般に言われているほど高く買っていないので,原作のいらんところを刈り込んで,ダークな映像美+淡々とした語り口で上手くまとめ上げている監督の腕には感心した。ただ,それでも2時間半以上あるし,原作を読んでいない人間がどこまでプロットを追いかけられるのかは微妙ですが。

あとサウンド・トラックは出色の出来でしたね。個人的にあまり相性が良くないのでindustrial系はほとんど聞いたことないですが,Johnny Cashがやったカバーも気に入っているで,今度暇が出来た時にNINは聞いてみようかと思います。

Monday, April 09, 2012

男性ファッション誌(その2)

2月のNY出張の際,頼んでコンファレンスの討論者をやってもらったNYUに居るHarvard時代の同級生と,なぜか日本のファッションの話で盛り上がった。彼と奥さんにつれて行ってもらったOdinというセレクト・ショップでも,結構,日本の若いデザイナーのブランドがあったし。それから「Free & Easy」なんていう,いわゆるアメカジに特化した日本の男性ファッション誌を,アメリカの業界関係者がNYの紀伊国屋で盛んに購入していて,自分たちの商売のネタにしているなんている話は,あちらのオシャレに興味のある大学教授といったレベルの人間にもちゃんと認識されているようです。

そういう意味では,日本の男性ファッション誌のマニアックさは凄いし,世界的に見ても最先端を行っていると思うんだけど(ライバルはイタリアのみ),逆にファッション以外の話になると途端にグダグダ。スポーツやアート・音楽の領域なら,まだなんとか格好がついているんだけど,政治や経済・社会問題の話になると,もう編集者が全く何も分かっていないしセンスがないのが見えみえ。そういう意味では良くも悪くも,あちらのEsquireやGQに匹敵するような男性誌は日本にはない。

いまの40代・50代であれば,そこそこオシャレに興味もあって,一般向けにちゃんとしたことを言ったり書いたりできるまともな学者も結構いるはずなんだけど,いまだに石原慎太郎・村上龍・高橋源一郎とかその辺でお茶を濁しているというのは,明らかに編集者側にそういう分野を開拓しようという意欲がないっていうこととしか思えない。坂本龍一の善意は疑わないけれど,原発反対でなおかつ積極的にCO2を削減していくと,今の科学では経済成長を停めるしかない。だけど,そういう矛盾をちゃんと指摘して話題にするだけの力量は,今の日本の男性誌には無い。

まあそれは雑誌に限ったことではなくて,お笑いもそう。日本のお笑い芸人は本当にレベルが高いと思うけれど,とにかくマニアックでお笑いオンリー。政治・社会問題というのは,たけしが若干やるのを除けば,特に若手はまったくやろうという意識がない。

まあ嫌いじゃないんですけどね。ガリガリガリクソンとか。

男性ファッション誌(その1)

週末,新宿の紀伊国屋で平積みの男性誌の中でMen's Clubだけ売り切れになていたので,今日ネットで調べたら「東方神起」ですか...。すいませんが,まったく興味がわきません。まだ「きゃりーぱみゅぱみゅ」の方が,興味があります。

ところでUOMOが新装刊したのは,メインが阿部寛ではちょっと年齢が上がり過ぎたという理解なのでしょうか? でもキムタクは,やはりスーツが似合わないので30代以上向けの雑誌では厳しいのではないかと。

Sunday, March 25, 2012

アーセナル vs アストンヴィラ 3-0

久しぶりにケーブルで,生で試合を最初から最後まで見る.

シーズン当初に比べアーセナルがここまで復活した要因を考えると,確かにファンペルシーが凄いのは言うまでもないのだが,それに次いでソングも凄い.今日の2点目のウォルコットへの浮き玉のパスみたいなのを,今シーズンはいくつも決めている.それとフィジカルが万全の時のヴェルマーレンは,やはりワールド・クラスのDFです.もう少し怪我が少なければねえ.

Tuesday, March 20, 2012

おいちぃ~

最近,妻がリモーネのCMの歌をしょっちゅう口ずさんでいる.
「ヤバイネ リモーネ~♪」

若い人は知っていると思うが,ミランダ・カーは欧米では非常に有名なモデルであり,海賊の息子の妖精の嫁で,一児の母親である.こんなCMやらせて良いのだろうか?

まあダイハツのブルース・ウィリスは,本人が楽しんでやっているんでしょうが.

Thursday, February 02, 2012

最近のお気に入り

以前に比べて,ぜひとも毎週見たいと言う(バラエティ)番組が減ってきている.現在のイチオシというか,唯一風呂から早く上がってでも見ている番組はこちら

Wednesday, January 11, 2012

復帰アンリ得点,アーセナル救う/FA杯

スコールズもマンUで復活したし,二人とも個人的に好みの選手なので,期限付きとはいえ非常にうれしいニュースである.

Tuesday, January 10, 2012

Favorite Music CDs in 2011

2011年のベスト5
- Kevin Hays, Brad Mehldau and Patrick Zimmerli, Modern Music, Nonesuch.
- Ambrose Akinmusire, When the Heart Emerges Glistening, Blue Note.
- Giuliano Carmignola and Andrea Marcon, Bach: Sonatas for Violin and Harpsichord, Sony (2002).
- Paul Simon, So Beautiful Or So What, Hear Music.
- Christian McBride, Conversations With Christian, Mack Avenue.

次点
- Gerald Clayton, Bond: Paris Sessions, Emarcy/Umgd.
- R.E.M., Part Lies Part Heart Part Truth Part Garbage 1982-2011, Warner Bros/Wea.
- Pierre-Laurent Aimar, Debussy: Images - Etudes I & II, Teldec (2003).

Monday, January 09, 2012

Obituary: 林光

世間では二谷英明の方が騒がれているのでしょうが,個人的にはこちらの訃報の方が気にかかりました.

仕事としては日本語でのオペラ作曲と言うことがよく言われ,実際,見に言った作品も少なからずありますが,一番印象・記憶に残っているのはオペラ「白墨の輪」とならんで,NHKドラマの音楽の仕事,特に「花神」と「天城越え」(主役は,田中裕子ではなく大谷直子)です.